
誰かに話すことも出来ず、ここに書かせて頂きます。
3年半前、離婚して、引っ越して、まずしたこと。それはこのサイトで里親さんから猫ちゃんを迎えたことでした。
きっかけは
5年半前に散歩していると、公園で捨て猫を見つけました。当時はペット不可の家に住んでおり、知人を通して里親が見つかり、その子はもらわれていきました。
このときにこういった里親の存在、ありがたみを感じました。
このときからいつか機会がきたら自分も里親になりたいと思っていました。
そして3年半前にやんちゃな子猫を家族に迎え入れ、名前は毛の色から『ひじき』と名付けました。
男の独り暮らしでは中々里親になれず苦労ししたなぁ。。
もらった理由として最初は正直、離婚した寂しさもあったと思います。
でも猫のいる生活は想像の何倍も幸せな時間になりました。
途中からバツイチ猫飼いの家庭に心優しい妻が加わり、3人の楽しい時間が過ぎました。
人懐こくいつも膝の上に乗り、食い意地が張っててご飯の時間になると暴れまわり、狭いケージが嫌いでケージの隙間から無理やり出てきたり、今までの猫の常識を覆されました。
そんなひじきがガスコンロを舐めるようになり、ご飯を催促しなくなり、ご飯を残すようになり、病院に行くと既に白血病の末期と診断されました。
もう助かることはないと。
生後半年で避妊手術をした際には白血病陰性で、完全室内で暮らしてきたひじきには白血病は無縁と思っていました。
そこからは妻の両親の協力もあり最期を看取ることができました。
職場の同僚が休みを代わってくれて火葬を行うことも出来ました。
亡くなった時は、ずっと苦しんでたひじきがやっと楽になれたねと夫婦でふっ切れたつもりでしたが、亡くなって初七日が終わり毎日辛いです。
想い出の品々を片付けようと思っても中々できません。
でもここまで辛いと思えるくらい濃密でかけがえのない時間を作ってくれたひじきに感謝しています。
やんちゃで困らされたこともたくさんあったけど、辛いときも楽しいときも一緒にいてくれたひじきは自分たちの人生に幸せを分けてくれてたから。
いつか子供が出来たり、新しい犬や猫を家族に迎えてまた幸せになっても、ひじきとの時間を忘れずにこれからの人生を歩んでいきたいと思います。
また改めてになりますが、ひじきを家族にして頂いた里親様、ありがとうございました。
ひじき、ありがとう。
またね。


最近のコメント