急性腎不全のこと １

急性腎不全のこと１　

2020年1月30日(木) 420 / 0

２０１８年７月、ロアが急性腎不全を患いました。

それまで知らなかったことを知ったり、経験したり。
今のうちに、記録として書いておきます。
もしかして、どなたかの参考になることがあれば、それも幸いですし。

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最初、気づいたのは。
ロアの口元が汚れていたことでした。

ただ、ちょっと怪我しちゃったのかな？みたいな感じで。
他に気になるところもなかったので、そのままになっていました。
１週間くらい？　治らないなぁとは思っていましたが。

そんなある日。
夫が、朝、ロアの様子がおかしかったと。
出勤した後に、電話をかけてきました。
洗面所で水をねだられて、蛇口をひねってやっても、口元は近づけるけど飲まない。
飲もうかな・・・やっぱりやめた、みたいな感じ。
けれど、止めると、またねだられる、何度もそれをやられる。
それだけじゃなく、すごく付きまとって甘えられる。
ご飯も食べなかったと思う、と。
（注・ロアは洗面所の蛇口から直接水を飲むのを好んでいて。
　　　人が洗面所に行くと、飛んで行ってねだる子でした）
これは、口元が痛くて、食べたり飲んだりが出来なくなってるんじゃないか、と。

よくよく見ると、口元は怪我をしたというのとは違った感じで。
むしろ「ただれている」？
そして、私に対しても、夫が言っていたのと同じ様子だったので。
夕方、病院に連れていくことに。

なのですが。
かかりつけのお医者様が、よりによって休診日で。
近所の、行ったことのない病院に連れて行ったのですが。

そこの先生が、今、思い出しても意味不明な先生で・・・。
何があっても、もう二度とうちの子は連れて行きません。
そんな先生でした。

動物好きそうな、優しそうな先生ではあったんですけどね・・・。
話を聞いてくれて、体温を測り（低体温になっていました）、ビタミン剤を点滴してくれ。
そうしながら、長生きの為に慣れさせておくといい食べ物・・・なんて持論を聞かせてくれ。
でも・・・それだけ。

私も夫も、低体温にびっくりしてテンパってしまい、思考力低下。
ただ先生の話をウンウンと聞き、帰されるままに帰ってきてしまいましたが。
落ち着いて考えると、なにもかもがさっぱりわからない。
問題なのは、やはり口元のただれなのか？
そもそも、これは何が原因の、どんなものなのか？
それに対して、これからどうすればいいのか？
（低体温にすらなってるんですよ！？）
そういうのが、なんにもなかったんですよねぇ・・・。

そんなこんなで、翌日は、かかりつけのお医者様へ。
先生は、話を聞いて、ロアの様子を見て、体温を測って。
口内炎とかいう問題じゃないと思う、血液検査しましょう、と。

結果は、BUN 187、Cre 12.9！！
急性腎不全、そのまま入院です。
正直、元気になりますよとはお約束できない、それくらいの悪い数字だと。
今日連れて来なかったら遅かったかもしれない、と。

様子がおかしいと気づいて以降、元気を失くしていくロアでした。
なにも飲まないし、食べないし。
口元に持っていっても嫌がられるだけで。
何故か洗面所のシンクに入りたがり、そこでじっとしている。
（後から聞いたのですが、低体温になると冷たいところに居たがるらしいです）
私たち家族も、どんどん心配が募っていく状態でしたが。
急性腎不全との診断に、なるほど、こういう状態だったのかと。
辛い現実でしたが、ピースが嵌るように納得出来る答えでもありました。

かかりつけのお医者様を、本当にありがたく思うと同時に。
前日診てくれた先生は、何故、気づかなかったのか。
腎不全だと口がアンモニアでただれることもあると。
私が後から調べただけでも、ネットでそういう記述が見つかるのに。
それとも、気づいていたけど、気づかないふりをしたのか。
（どうせ、翌日にはかかりつけの病院に行くだろうと）
いや、でも、１００ｃｃは少なすぎると、かかりつけの先生に言われたので。
やっぱり、気づかなかったのかなぁ。
本当に、今でも納得できません。
猫に多いはずの腎不全に気づかないって、獣医がそれでいいのか。

かかりつけのお医者様は、ちょっと学者肌な先生で。
優しいというよりは淡々クール？
そして、割とすぐに血液検査する人なのですが。
検査して、数字を示してくれるやり方は、私には合っているようです。
ルカの時も、こういう先生だったから、次に繋げることが出来たのかも。

とりあえず、にゃんこの命は、獣医さん次第なところもあるなぁ、と。
そう思わずにはいられません。