10時過ぎ、息子が寝ているのを確認しレンタル屋さんへマンガを返しに行きました
お店に着くとすぐに電話がなったので、「あちゃぁ~起きちゃったか・・・」と、車に向かいつつ出ると、ちょっと様子がおかしい
息子「おじさんの大きな声がしたから窓から覗いたら、シロが抱きかかえられてて、みんなが、これで最後のお別れだねって言ってる」
『おじさん』はお向かいのお好み焼き屋さんのおじさん
『シロ』はそこの看板猫
『みんな』はたぶんお客さん
とにかく慌てて家に帰り、窓から覗いてる息子を呼び、一緒にお好み焼き屋さんへ
戸を開けるとき、ちょっと勇気がいりました
私たち親子を見て驚いた顔のおじさん
後片付けをしているようなので、一瞬何事もなかったかと思いましたが、お手伝いに来ている女性の目は真っ赤・・・
「シロが車にはねられたの。病院に行ったんだけど・・・」
話を聞いている間、それでも助かっていてくれ!と、祈っていました
おじさんの視線の先には、小さな段ボール箱
傍らには、兄弟猫のロン
「まだ温かいんだよ」そう言って、おじさんがダンボールを開け、シロに会わせてくれました
温かくて、柔らかくて・・・
涙が止まりませんでした
「これがあるからイヤなんだよ・・・」2匹をとても可愛がっていたおじさんの言葉・・・
おじさんのTシャツには沢山の血の跡
即死でなかったシロは、とても苦しんだそうです
病院でもどうすることもできず、薬で眠らせたそう・・・
以前日記に書かせてもらったように、シロはよく鳴く子です
庭弄りをしていると、何処からともなくニャーニャーと現れて、ニャーニャー言いながら一緒にいてくれます
洗濯物を干していると、たいがいお隣の庭でニャーニャー言ってるので、「しろーーー」と呼ぶと、こっちを見てニャーニャー返事をしてくれます
仕事中、顔を出してくれる時も「にゃー」と声をかけてくれます
今の家に引っ越してきた時、隣が廃屋でした。その崩れかけた屋根で毎日日向ぼっこをしているシロを見つけた時、息子は「この家に引っ越してきて良かったね」って、言っておりました
そんな息子はシロとロンが大好きで、しょっちゅうお好み焼き屋さんに入り浸り、帰ってくると2匹の話を色々聞かせてくれます
息子と二人で沢山シロの話をしました
いっぱいいっぱい泣きました
さみしいです
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