#9からの続きです。
2020年1月中旬の土曜日、紹介状を書いてもらった動物病院にマロンを連れて向かいます。
寝ぼけているマロンをさささっとキャリーバッグに入れ(今回は抜かりなくペットシーツを装備&ジャージ着用)少し緊張しながら病院に着きました。
待合室…めっちゃ混んどる…。新しい先生と話し合わなくちゃ。どうなるかな~と考えてるうち、割りと早めに呼ばれました。マロンはソワソワしています。
男性のベテラン風先生が、まずマロンに優しく声をかけてくれました。何だかそれだけで、ゼッタイヨイセンセイ…この人も神認定…。
マロンをそのままお預けし、マロンのCTをお任せすることになりました。わたしは三時間後にあらためて病院に戻ります。
また、先生からは以下の提案がありました。
①いまCTを撮っても発情してないため原因がわからない可能性がある
②①でわかったら、そのまま今日手術する
③①でわからなかったら再発情後、あらためてCTを撮り、手術する、しないを決める
CTに何か写るといいな…何も見当たらない場合はどうしよう…一度開腹しても何も見付からなければただ閉じるだけになっちゃうな…。いろいろ考えているうちにあっという間に三時間が経過しました。
病院に戻ると先生はたくさんのCT画像を見せてくださり、「残念ながら明らかに卵巣と判る画像はありませんでしたが、ぼんやりした影のようなものがひとつ見えました。また、前回の避妊手術で切った子宮の断端部に水が溜まっているようです。お腹を開けて何もなければそのまま閉じることになりますがどうしますか?」とわたしに問いかけました。
補足:避妊手術で子宮を摘出した場合、執刀医の先生により子宮をどこまで切除するのか異なるそうです。たくさん切除すると排尿などに問題が出たりリスクが増すため、少し残すのが一般的とのこと。卵巣も一緒に切除すると残った子宮の断端部は収縮していくのですが、マロンは卵巣を切除したにもかかわらず再発情したため、それが影響し水が溜まってしまったらしいのです。
わたしは、疑わしい影が見えること、子宮に水が溜まっていることから、そのまま手術をしてほしいと先生にお願いしました。少なくとも卵巣らしきものが何も取れなくても、水を抜くという処置ができると思ったからです。あとは、マロンにあらためて全身麻酔+造影剤+CT撮影を行うことに抵抗がありました。一か八かに賭けてみよう、そんな気持ちでした。
わたしの決断を聞いた先生は、そのままマロンの手術に入りました。
わたしは待合室で、手術が終わるのを待ちます。
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手術前に家でくつろぐマロン
2020年1月某日
それではまた!
#11に続きます
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