#13からの続きです。
マロンの再発情で いろいろ悩んだりしましたが、お陰さまでいまはとても落ち着いています。
あまり前例がないケースですし、わたしの頭の中の消しゴムは超強力なのでせっかくの経験をきちんと残しておきたいと思いました。もしも誰かの大切なネコちゃんが避妊手術をしたにもかかわらず突然再発情してしまったら、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。でも本当はどのネコちゃんたちも再発情することなく穏やかな生活を過ごしてほしいです。
さて、今になって言えることですが、まず不要だったのでは…と思うこと。
それはわたしが、マロンの避妊手術にあたり、低侵襲(マロンに負担がかからないよう腹部を大きく切開しない)にこだわったことです。
他にメリットとして、抜糸の必要のない埋没法で縫合する術式、カラー装着・術後服も着せなくて良いという点、そして日帰り手術で良いことなどわたしなりに考え、自らの判断でその病院での避妊手術を決めました。
実際その病院でもマロンのように再発情するケースは稀です。手術後問題ないことがほとんどですし、病院側に落ち度があったとは思っていません。結果的にわたしがこの選択をし、たまたま運が悪かったと思っています。
まだ子猫のときに避妊手術をするなら、若いので傷口もすぐ塞がりますし、多少大きめに開腹しても治りが早いです。取り残しがないよう、腹部を多少大きく開いてでも確実に卵巣と子宮を摘出していただくことが一番だと思います。低侵襲にこだわったのは、ちょっと神経質だったかな…といまは思います。でもまだ生後半年の小さな子猫になるべくダメージを与えたくなかったのですよね…。
また、みなさんのネコちゃんが避妊手術後、ちょっとあり得ない大声で鳴きだしたら、まずは発情を疑ってください。わたしのように誤魔化して結論を先延ばしするのは時間の無駄です。わたしは数ヵ月マロンを苦しい状態のままにしてしまいました。
あとこれを一番にお伝えしたいのですが、「あ、この獣医さんでは解決しそうにないな…」と感じたら、気持ちを切り替えてより良い獣医さんを探してください。きっとどこかに飼い主さんの気持ちに寄り添って一緒に今後のことを考えてくださる先生がいるはずです。ペットに限らず、人間でも同じなんでしょうね。
更に、今回わたしの場合はたまたまペット保険に入っていて、とても助かったということを申し添えておきます。
たくさんの保護ネコちゃんをお世話していたり、それぞれに家庭の事情があり一概に保険の加入をお勧めするものでは決してありません。
去勢・避妊はもちろんワクチンだって保険適用外で、まだ若いマロンにはまず使うことないだろう…と思いつつ、ある日何となく思い立って保険に入ったのです。ただいま絶賛必要書類準備中ですけれども。(病院ごとに先生に所定用紙に記入いただかないとなりません。かなり手間がかかります)
数回で終わらせるつもりが気づけば最終回まで14回。長編になり大変失礼しました。
コメントをくださったり、ぺったんしてくださったみなさま、本当にありがとうございます。
どのネコちゃんも健康で幸せに過ごせることを祈って、本シリーズは完結です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
![](/img/diary_image/user_177586/detail/diary_215026_1.jpg?h=39eb8d7102b9d9fa0899fc109e85d747)
眠いニャス…
2020年2月11日
kotoku
最近のコメント