
メイが帰ってきてくれて日常が戻りました。
まだシロはメイから外のニオイがするのか警戒して微妙な距離感がありますが
急に夜泣きしたり甘えてきたりの行為は収まって安心しているようにみえます。
正直言いまして1週間が経過したあたりから半分もうダメかな…という思いがありました。
①引っ越してきて初の脱走だった(土地勘がない)
②脱走した次の日が大雨だった(1日中雨が降り続き夜には大雨だったのでニオイが消えてしまったのでは?と思いました)
③目撃情報がない
そんな事を考えて近所をグルグル見回りしていた脱走から8日目の夕方に
偶然通った坂道の上に三毛猫が横切ろうとしていたのが見えました。
メイでした!思わず「メイ!!メイニャン(いつも呼んでる言い方)」と叫ぶと
メイは立ち止まりジッとこちらを見ています。そうしている間になんと運悪く対面から車が来てしまい
メイは道端の竹やぶに飛び込んで逃げてしまったのです。
すぐに後を追って竹やぶに呼びかけますがメイの後ろ姿が見えただけでどんどん奥へ逃げてしまいました。
ほとんど諦めかけていたのですが偶然あのタイミングで会えた事がきっかけで確信しました。
メイはまだ生きている!近くにいる!帰ってこようとしている!
その日に地元のNPOの方のご協力をお願いして捕獲機をお借りして目撃した坂道に設置しました。
さらにご近所のNPO会員の方の援護をいただき捕獲機をもう1台自ら設置していただき
坂道と自宅の庭に2台態勢で入るのを待ったのです。
蓋がしまっていたと思ったら野良猫だったり…空振りの日が続きました。
そこでまた"もう遠くへ行ってしまったのかも…"と弱気になったりもしていた
脱走から13日目の夜に、シロが窓から外を興味深く見ていました。
うっすら猫の鳴き声が聞こえたような…!!まさか!??
庭に出ると捕獲機の蓋が閉まっていて獣のような鳴き声をするメイが入っていました。
家の中に入れてメイの姿を確認した時はこれまでに味わったことのない震えでスマホが操作できずに
嬉しくて、まだ信じられなくて初めての体験でした。

体重は400gほど減っていて見た目も痩せていました。
外傷はなくきれいでしたが、前足の肉球が擦り傷のようにボロボロになっていて
13日間外で生活するだけでこれだけ傷だらけになるかと外の過酷さを改めて認識しました。
自分の力だけでは絶対無理だったと思います。
地元のNPO法人の皆さんと近所の方のご協力があってこの結果になったと思います。
改めて御礼を申し上げます。NPO法人P会とWさん本当にありがとうございました。
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