五浦ちゃんの目には結膜癒着があり、歯は不正咬合で、目も歯も問題無しにしてやらなければ、里親なんて見つからないだろうと思っていたのですが、里親さんは何と、私の前回の日記を読んで、何度も読んで、申し込んでくださいました。
知らない人からの申し込みであれば、私も警戒して、ちゃんとこちらで治療してからの譲渡になりますと伝えたと思うのですが、申し込んでくださったのは、よく知っている人。
それはもうしっかりと先住猫さん達の健康管理をしている人なので、私にはまったく不安はありませんでした。ただ、今まで以上に医療費がかかるけど大丈夫?と聞いただけです。
なるべく子猫のほうが早く先住猫に慣れるし、先住猫も受け入れやすいということで、譲渡は申し込みの1週間後になりました。
その1週間の間に、猫風邪の薬を飲ませきり、譲渡の前日には病院で健康診断。
猫風邪の症状はほぼ無くなったものの、結膜癒着で時々涙目。歯は下あごが成長して、上の犬歯の内側に入り込んでいた下あごの犬歯が外側に1本だけ出てくるようになっていました。もう1本の下あごの犬歯は相変わらず内側にあるけど上あごは傷つけていないということで、すぐに手術は必要無いけど要観察。
譲渡当日、出発の1時間前に、今まで1度も関心を示さなかったボロい座椅子のほころびに頭を突っ込んで、中のスポンジを引っ張り出し、散らばったスポンジにビックリ仰天し、あわてて里親さんに電話しました。
スポンジ誤飲したかもしれないので、譲渡を翌日か翌々日に延期したほうがいいかもと伝えたら、連れてきて大丈夫、こちらで様子を見ます、と言ってくれたので、予定どおり連れていきました。
私が見ているのと同じくらい、里親さんに見ていてもらうのに安心感があったんです。それくらい信頼している里親さんです。
里親さん宅ではケージを用意していましたが、数時間後には部屋に開放、その日のうちに先住猫さんとプロレスごっこ。夜には旦那さんにくっついて眠ったそうです。心配したスポンジ誤飲も無さそうです。
ひとりぼっちで寒風吹きすさぶ太平洋に面した崖っぷちをさ迷っていた子猫ちゃんは、幸せになりました。
うちの旦那に抱っこされる五浦ちゃん

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