丸つけをするのに、終わるのを待っていて。
スマホを眺めながら、どうやら次の日はとてもいい天気で気温も高くなりそうだと。
フムフム…
毎日ほぼ部屋に閉じ込めてるし、
それでも毎日ドリル頑張ってるし。
どっかのびのびできるところ、連れていくかー。
ふと、先日日記に書いた山梨の事を思い出して。
ずっと行きたくても予約がいつもいっぱいなキャンプ場を見てみたら…
キャンセルが出たのか、1件だけ予約できる状況で。…思わずポチ。
前日予約だから気が変わったとしても当然キャンセル料金発生。
おむ母「ねぇ。明日は体育の授業ねー。外体育。」
こむすび「なに言ってんの?」「縄跳びの練習ってこと?」
3/11の朝。
おむ母が支度をしている間、自分達のドリルをやり終えたこむすびたち。
でもケンカが始まって、お互いにドリルを破いた…あぁあ💦
だよね、室内限界だよねー。
車に荷物とこむすびたちを押し込んで。
「さ、行くよ!忘れ物ない?」(母)
「ママ、今日はどこ行くの?」(こ)
「昔、ばぁばと行ったことあるところ。
ちょっと付き合ってくれない?」(母)
「いーよ、わかった⤴️
ねぇ ばぁばもキャンプしたの?」(こ)
「ううん、するわけないと思う(笑)」(母)
行き先は笛吹川フルーツ公園
https://fuefukigawafp.co.jp/
の上にある『ほったらかしキャンプ場』
https://hottarakashicamp.com/
「今度元気になったら、(公園に隣接する)富士屋ホテルに泊まりに来ようね」と
ホテルでパフェを食べながら母と約束していたのです。
…2003年4月10日のこと。
結局その約束は果たされることはありませんでした。
だから。
いつか必ず、もう一度と思っていたのですが。
4月は新年度の始まりで忙しかったり。
こむすびたちも新学期スタートで体調崩したりでなかなか叶いませんでした。
もしかして。今年は記録的に暖かいし。
少し早いけど…と思って。
一般道を走ること三時間ほどで到着。
富士山を正面に見える絶景の場所で
まずはテントを設営。
…設営中の兄弟ゲンカが壮絶で笑えるほど。
ちぃ兄がどこかから見つけてきた木片(トランシーバーだったらしい)を
おぉ兄が崖の下に投げ捨ててしまったらしく。ちぃ兄大号泣…
どうにか落ち着いて、次はお気に入りの棒を拾ってきたら、
またもやおぉ兄が長い棒は危ないからという理由でまたもや投げ捨ててしまい…
ちぃ兄ぶちギレてギャン泣き。
他の棒を渡したら
「違うぅ~、あの棒がいいのぉ~、あれじゃなきゃやだーっ。竹なのぉー、竹ぇー、竹ぇぇぇー」ともう笑っちゃいけないけど、笑っちゃった(笑)
…竹じゃなきゃだめって(爆)
毎日遊べなくて、相当ストレスたまってるんだなぁって。
テントをざざっと設営し終えて、すぐにまだグズっている ちぃ兄を車に押し込んで…
(一方のおぉ兄は落ちてたサザエの蓋を握りしめていた)
坂道を下ってすぐに到着。
ほれ、遊んどいでー!と放牧。
さっきまでの大喧嘩はどこ行った?というくらい、仲良く二人でキャアキャア言いながら遊んでいたので。
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おむ母は園内を散策(目の届く範囲です)。
寒緋桜や 大島桜なのかな、早咲きの桜が咲いていました🌸
快晴の空の下、めいいっぱい遊んだ二人。
公園のわんぱくドームの室内施設などは
コロナウィルスの影響で閉鎖されてしまっていて残念そうでしたが、それは、もう仕方ない…
でも二人ともとてもいい笑顔で楽しそうに遊んでいました。
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テントに戻って ピザ(焼くだけ)と仕込み済の野菜スープの夕食。
「ねぇ、ママ見て見て。すごい景色ー。富士山きれい。街の光もキラキラしてるよ!」
…うん。ばぁばとも一緒に見たんだよ。
ずーっと前のことだけどね。
そして。日が暮れて。
更に夜景が素晴らしく見えるなか、温泉へ。
キャンプ場程近くに 人気の『ほったらかし温泉』という温泉http://www.hottarakashi-onsen.com/があるのですが。
「ねぇ、ママさ。ばぁばと行きたかったんだけど、行けなかった温泉行きたいんだけど…」
「なんで行けなかったの?」
「ママ手術した後の傷口がまだ塞がってなくて、バイ菌入っちゃうといけないからって。
ばぁばも病気だからあんまり疲れすぎちゃいけなかったし」
「ふぅん。傷口が腐っちゃうんじゃダメだよねー」…いや、腐るとは言ってないよ。
と言うことで、少し坂道を下ったところにある『やまなしフルーツ温泉 ぷくぷく』へ
https://www.puku-puku.com/
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ここから、ばぁばと夜景見たんだよー。
コロナウィルスの影響か、フルーツ公園も富士屋ホテルの観光客も少なかったからか
温泉も人が少な目で。
こむすびたちを女湯へ入れることもダメではなくて助かりました。
途中、赤ちゃん連れの母娘が入ってきて。
交替で赤ちゃんのお世話をしながら 一緒に入浴をしているのを見て。
…そっかぁ。もし母が元気に生きてくれていたら こんなこともできたんだねぇ。と。
いろいろ考えていて、ふと我に返ったら。
こむすびたちがまたイタズラを始めていました(笑)
ったく、油断できないわー💧
お風呂を出たら、月がきれいで。
お風呂から眺めた夜景も、星空も最高だったね~✨と言いながらテントへ。
夜中、かなりの強風でどうなることかと思ったのですが。
テントは無事。
もちろんこむすびたちも風の音ごときで起きるはずもなく…
朝。
山際からの日の出は素晴らしかったです。
ここのキャンプ場が人気な理由がよくわかりました。
その後、テント撤収して。
「ママ~、昨日の公園でまた遊びたい」と言うので。
昼頃まで遊んでいたのですが。
日差しも暖かく、気持ちのいい天気で。
前日よりも花のつぼみは確実に大きく膨らんで…
桃の花(たぶん早咲きのものだと思われる)や
プルーンの花が1輪咲いているのを見つけました🌸
駐車場への帰り道、こむすびたちは捨ててあった(ように見えた)キウイの木の枝らしきものをそれぞれが両手に1本ずつ握りしめ(合計4本ってこと)
「ちゃあくん と てんてん にお土産にするから。いいでしょう~?持って帰っても」
…仕方ないね。
開花情報を見ても、まだだということはわかっていたのですが。
「ママ、どうしても行きたいお寺があるんだけど。ちょっとだけ行ってもいい?」
車に乗るとすぐに、遊び疲れた ちぃ兄は寝てしまったのですが。
おむ母の気持ちを察したのか、おぉ兄は頑張って起きていてくれ、慈雲寺に付き合ってくれました。http://www.sky.hi-ho.ne.jp/jiunji/
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河津ざくらや、サンシュユ、まだ梅の花も咲いていて。
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イトザクラはやはり残念ながらまだ咲いてはいませんでしたが、つぼみは大きくなっていました。…きっともうすぐ、だね。
境内にある『願い事の叶う水』を飲んで、
「早く春が来ますように」と おぉ兄。
…イトザクラや桃の花でいっぱいの『桃源郷』の話をしたから。
南アルプスの山々を背にした 樋口一葉の石像の足元に、福寿草が一輪咲いていました。
不要不急な外出は避けるように…という こんな時期に。
不謹慎なのかもしれませんが。
母の17回忌にあたる、この春。
記録的な暖冬だったから。
学校が休校になってしまったから。
そして何より 元気だから。
だからこそ できた今回の旅。
とで有り難い時間、有り難い経験でした。
「ねぇ、ママ?またここに連れてきてくれる?」…いいよ。
今度はまた違う約束を守りたいと思います🍀
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