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私の友人が保護犬の活動をしていて、彼女はとても人が良いので、いろいろな方にいろいろと頼まれてしまう。
で、ある日とある理由から犬だけではなく、とうとう猫も保護してしまったー。と、LINEが来た。
元気になったら里親探す。とのことだったけれど、体調は良くならず。食欲もなく、なんでだろう?猫エイズが影響してるのか、それとも実はグルメで食べ物選り好みしてるのか?
なんていいながら、周囲の人達からたくさんの援助と支えをいただくたまちゃん。
たまちゃんは、野良猫ながらスポンサーを連れて友人の元に保護された猫ちゃん。
スポンサーとなるお家の方は、おそらくご裕福な家庭の方で、その庭先で家に入れてくれー!と窓に張り付いていたのがたまちゃん。でもそのご家庭、先住猫ちゃんがいて、焼きもちやくから入れてあげられないってところで、私の友人はペットサロンのオーナーでかつ、保護犬の活動をしているということもあり、預かることになった。
犬しかいないサロンの中で、たまちゃんはゆっくり寛げないのかも?ということで、
年末年始、我が家で預かることにした。
家庭の暖かみの中で少しでも食欲が出てくれれば。というおもいからだった。
でも、家に来ても力なく、食欲もなく、
入院させることにした。
思ってた以上に状態は悪く、小腸が動いていないから食べたものを消化できていない、
今出てるうんちは今まで溜まっていたものが吐き出されてるだけ。食べると気持ち悪いはずだ。と、医師。
でも、その医師との出会いもまた不思議。友人はペットサロンの他にペットショップも経営しており、そこにたまたま犬用シャンプーを買いに来たのがその医師だった。
その医師に、今猫を保護していると相談してみたところ、開業したばかりだからうちへ連れておいで。と。
ほぼ、ボランティアでレントゲンやエコーを撮ってくれ、さらに原価で輸液を提供してくれたり、輸血をしてくれたりと手を施してくれた。
さらにその医療費はたまちゃんが連れてきた例のスポンサーさんが全てを賄ってくれた。
たまちゃんすごい!
なんて強運の持ち主なんだ!と私と友人の間で話題にしていた。
そして最期は静かに眠るように息を引き取ったのだけど、眠るように逝けたのは医師の善意による輸血のおかげであり、そしてちゃんとお骨になってお友達がたくさんいるお墓に入れたし、みなさんの善意でいただいたすごーくお高い牛肉食べたり、高級なお魚食べたり、外にいたら出来なかったことが経験出来たから幸せだったんじゃないかって、私たちはいつも話している。
写真は年末年始我が家で過ごした時のもの。犬達大丈夫かなぁ?と不安はあったものの、
ベッドの上で川の字で寝てくれて、犬達ありがとう。って思った。なんとなく余命幾ばくもないことにこの子たちは勘付いていたのかなあなんて思ったりもする。人間にはわからない何かがあるのかなとね。
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