
さて、過酷な生態ピラミッドの中に猫ちゃんも組み込まれている私の住む別荘山。ほんの数年で見かける猫ちゃんが変わってゆきます。
妊婦猫さんを何度も見かけるのに、何故か猫が増えない・・・
あ、あのカラス、子猫くわえとる。
この前見かけた黒猫の子猫、見ないな。
・・・
猫さんたちを保護しようにもほんまに山の猫なので、3メートル以内には近寄れません。置き餌ハウスは、餌はやるけど保護や避妊去勢する気はナシ。
でもそんな中にもたまーーに触らせてくれる子が数年に一匹出てきます。
私の2軒となり(それでも1km距離ありますが)置き餌ハウスで育った子のごくほんの一部は人間に慣れるようで、テリトリー内にある我が家にも遊びに来ているようです。
我が家は山中にありながら開けた場所にあり、きれいな広い原っぱがあるので、よく猫や動物が来るのです。
その中でも私にすごく懐いてくれた茶トラの男の子。当時ハマっていた海外ドラマの「デスパレードハウスワイフ」から取って「マイク」と名付けていました。家族と相談して「マイクを去勢してうちの子にしようか。そしたら長生きできるね」とケージを買い、「もうすぐ去勢して、そしたらずーっとおうちにいられるね」と言った次の日、
マイクはぷっつりと姿を消し、それ以来二度と、ええ、文字通り二度と見かけることはなくなったのです。
これは5年くらい昔の話。
家族は「置き餌ハウスに気づかれてそこの家猫になったのかも」と言ってましたが、真相はわかりません。
しばらく私はマイクロスに苦しみましたが、今後はもう猫はいい、生態系と置き餌ハウスの狭間で猫が生きるも死ぬも、運命だと思うようにしました。
しかし
その後、2019年秋、マイクそっくりの茶トラの女の子が、我が家にちょくちょく訪れるようになったのです。
最近のコメント