コロナ禍での不気味なペット需要😓

2020年5月6日(水)

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注意喚起の投稿です。

コロナ自粛、ステイホームで皆さんいきなりおうちでたっぷりと時間できちゃいましたね。

そんな中、ペットでも飼おうかと思いつく人が多いのでしょうか、ペットショップの売れ行きが上がっているようです。　
レンタルペットなどというビジネスも流行しているとか。　これは言語道断。　生活環境がコロコロ変わることは動物にとって大きなストレスなので、動物福祉の観点から絶対に許容できないことです。

本当に最後まで責任をもって飼育できる人のみに販売しているならば、何も言えないのですが、ペットショップはそんなことチェックせずに、代金を払ってくれる人ならば誰にでもペットを物として売っているのが実情です。　
実際にこれまでも、特定の猫種や犬種がブームになったらその翌年はその種が沢山捨てられるというケースもあったようです。
なので、これは私たちのように殺処分ゼロ、不幸な動物ゼロを目指すボランティアからすれば危惧するニュースなのです。

コロナで譲渡会が中止になり、ボランティアは抱えている猫を減らせず困っています。
活動の自粛を求められているのに、殺処分は継続して行われているようです。

そして残念かな、捨て犬猫、脱走しても飼い主に探してもらえない犬猫の保護も後を絶ちません。

飼い主が感染、入院して、ペットの面倒を見られなくなったと言う話も聞こえます。　すでに手一杯のはずのシェルターやボランティアが感染者からペットの一時預かりまでしています。
今後経済的に厳しくなってくる飼い主が増え、さらにペットを手放すことも想像されます。

そして、今は猫の出産シーズン。　あっちでもこっちでも、子猫が捨てられている、野良猫が子猫を生んでいるという話が聞こえ、思うように活動できない私たちは胸がつぶれそうな思いなのです。

そもそもペットショップであれ、保護猫譲渡であれ、これから動物を飼いたいと思う方、どうぞ今だけではなく、これからコロナが収束してまた忙しくなったとしても、またはコロナが収束せず、経済的に厳しい状況になったとしても、なにがあったとしてもそのペットを絶対に最後まで責任もって飼えるのかどうかどうぞどうぞよくよく考えてくださいね。　自分が感染し入院した場合の対策もきちんと考えてくださいね。

そして、終生飼育ができると覚悟が決まったら、殺処分されている命が沢山あることを思い出し、どうかペットショップで買わないで、保護猫を迎えることを検討してくださいね。
厳しい譲渡条件がありますが、それだけ譲渡主はその子の命を大切に思っているということです。　それだけに厳しい譲渡主ほど、譲渡ののちの面倒見も良いものです。　生涯その子のことを気にかけ、近況報告を頂きながら、何かあったら必ずサポートしますから。

そして、コロナ禍での不気味なペット需要というタイトルですが、私自身も里親募集の猫で経験したので、譲渡主さんへの注意喚起として話を共有したいと思います。

なかなか人馴れもしないし、里親募集しても誰にも見向きもされなかったうちの保護猫（名前は控えます）。
そのうちコロナで譲渡会も中止になり、ほったらかし。　ネットの里親募集もどんどん埋もれていき放置状態。

それが、半年近く放置していた子に、里親申し込みが！！　
それも3人も立て続け！（ネコジとは限りません）

え？うそ？　何かの冗談か、だれかがどこかでうちの子のプロモーションをやってくれたのか？？？
応募メールを開けてみました。　私は全ての応募者にきちんと返信します。そしてすべての方に、飼育環境、家庭環境、猫への気持ちをアンケートにて確認させていただきます。
そしてどうなったのかというと、注意喚起の意味で敢えて内容を公開します。　どうぞどうぞ　応募者も譲渡主もお気をつけて慎重に！

応募者１　3世代のご家族からの丁寧な応募文で好印象でした。　一見した感じ、譲渡条件に外れているところは見当たりませんでしたが、いつもの通りアンケートを送り、追加で、コロナが流行していますが、家族に感染者が出たとしても責任もって最期まで飼育できますかと質問しました。
→　返事なし　（残念ですがよくあることです）
→　お返事いただけますかと丁寧に催促　（いつもそうしています）
→　家族と話し合った結果、今回はなかったことにと。

理由は書いてありませんでしたが、おそらく　細かい質問をされ、コロナ対策の質問をされ、そこで初めて生き物を迎えるということの重大さを考え直されたのかもしれません。
悪意はなかったと思います。　ただ、このようにお考えが軽い方は多いです。　ご注意を。

応募者２　若い一人暮らしのお嬢さんから。　2匹飼いが条件でしたが、一匹ではと言われたので、そもそも条件に外れているのですが、これまでも若干の条件違反でもあまりに人物が素晴らしく譲渡に至り成功したことがあるので、私は一応アンケートをさせていただいています。
→　返事なし（予感はありました。　残念ですが20代の若い方には多いです）
→お返事いただけますかと丁寧に催促
→それでも返事なし　（それも予感はありました）
辞退するにしても返事くらいしましょうね。　こういう人は万が一譲渡してしまったとしたら、何かがあっても連絡とれなくなったりしますから要注意です。

応募者３　ご高齢のご夫婦からの応募。　譲渡条件にはっきり書いてある55歳をはるかにオーバーする70代。譲渡会もない中、頑張ってネットを使って応募してくれた気持ちは評価しますが、きっと細かい条件など読んでないのではと思いました。猫を飼いたいという気持ちは本物だと思いましたが、年齢からして子猫は到底無理です。　確実に看取れる年齢の猫を探してほしいことと、コロナ危機が終わるまで待った方が良いと思うことを伝え丁寧にお断りしました。
→　わかりました。とお返事ありました。
しかし他にも同じ柄の猫に沢山応募されています。　それぞれの譲渡主が決めることですが、無理なことは無理ときちんと指摘してあげてほしいと思います。

という展開でした。
どうぞご参考に。

まだ売れ残ってる子たちはネットでの応募は続けますが、お見合いなどはコロナリスクが収束してからになるかもしれません。

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