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物心ついた時から家には猫がいた私が初めてコロナウイルスという言葉を聞いたのはかれこれ15年以上前だったと思う。拾ってきてまゆ太と名付けた元気で元気で怒らない日はなかったくらいの子がだんだん動かなくなり食欲も落ちた。病院での診断結果は猫伝染性腹膜炎、余命僅かと言われたがピンとこなかった。まゆ太はドライタイプで見た目にも腹水が溜まるなどなかったせいもあったと思う。でもやっぱり獣医さんは正しくてまゆ太はまもなくして亡くなってしまった。
それから何年後か3匹兄弟で拾った子のうち2匹が立て続けに9ヶ月の時にやはり様子がおかしくなり病院に。先天性の病気もあったのかもしれないが検査するには麻酔が必要でリスクが高すぎて詳しくできず結果おそらくFIPのやはりドライタイプだったんじゃないかと言われた。ガリガリに痩せていき目も見えなくなり発作を起こしながら亡くなったあの姿は忘れられない。
Twitterなどを見ていると最近は海外で成果が現れている治療薬があるらしく治療を受けさせたいが日本では未承認の薬のため高額な治療費がかかるとのことでクラウドファンディングをされてる方がいる。Twitterも初心者の私が何も知らずたまたま目にした子の力になれたらと寄付をしようと見たら同じくFIPで寄付を求めてる方がたくさんいることがわかった。こうなるととてもじゃないが全部はできない…うちにはそんな余裕があるわけでもなくうちにも守るべき猫達がいる。1匹は亡くなった兄弟猫のうち唯一生き残った子で10歳。これからまたFIPになる可能性が高い年齢に差し掛かってくる。この前新たに迎えた子も耳折れスコティッシュなので骨軟骨異形成症や心臓なども気をつけて見ておかないといけない。寄付できないと何となく罪悪感を感じながらも連日のニュースを見ながらアビガンが…などと報道されているとある程度の効果が現れているのだから私だったら副作用のリスクなども承知で治療したいと思うから早く承認してほしいと思う。何で日本はこんなに何でも対応が遅いんだろう…うちの子はみんなドライタイプだったから効果のほどはわからないけど早く承認されて死ぬのを待つだけの病気じゃなくなる日がくるといいな。
写真はまゆ太と兄弟で亡くなってしまったタレちゃんととんちゃん。とんちゃんの写真はちゃんと残ってるのが携帯にはなくて拾ってすぐの時のものしかなかった。とんちゃんの隣にいるキジトラが唯一生き残ったトラ太です。
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