大奥では側室マモーのお方が産んだ
やや子3匹、麦千代、琥珀丸、
そしてモモ姫の世話で
にわかに騒がしゅうございました
(語り 岸田今日子)
前回はこちら!里親さんが概ね決まります
おミキの局(あれ?正室ちゃうかった?)
「殿、マモーのお方のことでございますが」
殿「うむ、何じゃ」
おミキ「このままマモーのお方を野に放ちますれば、マモーのお方は毎年10匹は子を産みましょう。そして身篭ったあかつきには、大奥でやや子を産み育てに参るかと」
殿「それは、大奥ではあずかりきれぬな、琥珀丸、麦千代は親藩大名、不眠症乙参藩への養子縁組が決まったばかりじゃ。モモ姫の輿入れはまだ最終3組。決まっておらぬし」
おミキ「このままでは先代徳川11代将軍家斉公のようになってしまいまする。もちろん山は厳しいゆえ、やや子を産んだとしても大きゅうなるのはほんの数匹にございましょうが」
殿「おお、あの53人もやや子を作った家斉公か・・・家斉は多頭崩壊であったのじゃな」←徳川家になんて事を💦
ちなみに家斉についてはこちら。面白いよ!
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/toyokeizai.net/articles/amp/185922%3Fusqp%3Dmq331AQRKAGYAd6u6de93Nbh1QGwASA%253D
おミキ「つきましては殿、マモーのお方を蘭方医に診せてはどうかと」
殿「おミキよ、それは」
おミキ「わかっておりまする。大奥から蘭方医に連れて行けばその恐ろしさからマモーのお方は二度と大奥に近寄らなくなるやも知れませぬ、術をしたとて他の者にマモーのお方がさらわれるやもしれませぬ。しかし、術後はマモーのお方は発情や出産に苦しむことは金輪際なくなりましょう」
殿「そうじゃな、マモーのお方の幸せを思えば」
おミキ「会えなくなるやも知れぬのは、さみしゅうございますが」
殿「うむ、いや、充分じゃ。もうマモーのお方から、我らは充分もらっておる」
おミキ「と、殿‼️😭」←泣き崩れるおミキ
・・・そうなんです。
このまま野にマモーを返し
マモーが毎年子猫を産んだとしても
この山では子猫は成猫には殆どなれない。
乱暴な言い方をすれば、マモーが毎年子猫を産んでも町猫が増えて人に迷惑をかけるようなことにはならないので、避妊手術はしなくても、「影響」はないのです。
ここ(ネコジ)では常識と言っていい避妊手術。
でも実際この山の猫たちで避妊手術をしている猫は1匹もいません。それでも増えないということは、それだけ山が猫には厳しい環境なのでしょう。また、ど田舎だからか野良猫もそもそも少なく、野良猫に避妊手術、という考えは私の住むエリアにはあまりないようで、獣医さんに「うちに来る野良猫に避妊手術を」と相談した時も、やや驚いておられたようです。(実際、野良猫持ち込み避妊手術、および耳カットは初めてだったようです)
それでもマモーに避妊手術を受けさせるというのは、私たちには大きな決断でした。マモーは嫌がるだろうし、トラウマでもう二度とこの家に近寄らなくなるかも知れません。出費も何千円では済まないでしょう。でも、それでも今後マモーが病気になるリスクを下げたり、寿命が伸びるのなら、と。
・・・わたしたちは、マモーから
もう それ以上に 沢山もらったから。
心を決めたら、ほっとしました。
ほっとしたら、腹が減りました。
🍰🧁🎂🍪🍘🍩🍫🧇🥮🍭🍨
越後屋おミキ「お代官様、これを・・・」


悪代官・殿「おお!これは!造幣局限定、ネット購入不可、店頭購入しかできぬ亀井堂総本店の造幣煎餅ではないか❤️」

越後屋おミキ「お代官様の好物にございましょう・・・それにしてもお代官様、母猫に餌さえ与えておけば、我らが乳をやらずとも子猫を勝手に育ててくれる。楽なものでございますな!!」
悪代官・殿「ほんにそうよのう・・・さしずめそなたはネコジルシならぬ “猫、いじるし“じゃのう!」
越後屋おミキ「お代官様こそ、ネコジルシならぬ、“猫爺、いるし!“ではございませぬか!」

「うまいこと言うのう!!」
「のーーほほほほほほ!!!」
この2人の会話を聞いたのか聞いていなかったのか、マモーのお方は明日動き、殿とおミキの局を奈落の底へと突き落とすのでございました・・・

続くのだ!!
ネコジパイセンの皆さま
いつもペッタン、コメントありがとうございます❤️褒められると調子に乗るタチの悪い私ですが、コメントでお話するのが楽しいので、お気軽にコメントくださいねっ😉
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