発情し、大奥を飛び出したマモーのお方。

詳しくはこちら。
突然乳飲み子達に乳やりをしなくてはならなくなり、大奥は騒然。とりあえず卵と牛乳、砂糖を混ぜたもので命をつないで過ごした一夜。
今日はその2日目のお話。
殿がリモートワーク前にふもとのホムセンで猫乳と哺乳瓶買ってくる‼️とおっしゃいましたものの、わたくしは最初から「このクソ田舎に売っておるわけがありますまい」と訝っていたのでございます。
わたくしおミキは薬種づとめのため、隣町の城下町へと。(えっ正室が働いてる🤣)
「殿、もし我が城下町にやや子の乳がなければ、私に一報くださいまし。勤め帰りに買うてまいりましょう」
「うむ、くるしゅうない」
さて、昼の刻となりました。と、わたくしの元に伝書鳩が。(LINEな)
「安心せよ、やや子の乳があったぞ」
という文を期待しておりましたものの
「城下の植思案(ウェルシア)には乳はなかった。すまぬがそちらの城下町で探してくれ。やや子は少しは卵乳を飲んだがほんの少しじゃ。目方が減っておる」
・・・
なんと?!
ただ、目方が減ってはおるものの、3匹ともとても元気ではあり、あいも変わらずプロレスに興じておると。

わたくしは勤めを終わらせ、城下町のコーニャンへと赴き、やっと猫乳と哺乳瓶を手にしたのでございました。
マモーのお方が駆け落ちしてから丸一日。
わたくしはかつて箱に入った5匹の乳飲み子を拾ったことを思い出しておりました。20年前のことにございます。
捨てられてどのくらいのややだったのでございましょうか、温めたり、乳を飲ませたりしたものの、5匹のうち4匹はぐったりとし始め、やがてわたくしの手の中でゆっくりその動きを止め、冷とうなってゆきましたが
わたくしは仔猫の息が止まったのちも、自らの手の温度を「やや子の体温じゃ、まだ温かい、まだ生きておる」と言うて聞かず離さず、やがて硬うなってゆくまで
この手で抱いておりました・・・
だから今度は。
マモーのやや子たちは、死なせはせぬ。
もう二度と猫のやや子を、
この手の中では死なせぬ‼️
わたくしは急いで大奥へと戻りました。
ややに乳を含ませるものの、やはり形も匂いも母なるマモーとは違うのでございましょう。
あぐあぐと、その乳首を噛み、嫌だ嫌だと口から乳首を出そうといたします。
それを「それ、乳じゃ。それ、飲め」と口に何度も持ってゆくうちに、
コハクが
「コレ、おパイにゃ!」

と気づいた様子。気づいたらあとはダイソンの掃除機の如く、ズビュビュビュ‼️と乳を飲み、
それに釣られるように、ほか2匹、
モモ姫も、麦千代も
乳を、飲むのに成功いたしました・・・

わたくしたちは、安堵いたしました。
やや子たちは、明日それぞれ
新しい家族へと引き渡しの段取りとなっておりました。
麦千代、琥珀丸は午前中。
モモ姫は夕方に。
やや子たちよ。もう一日、生きておくれ。もう一日生きてくれれば
そなたたちには、
20年前わたくしがこの手の中で死なせてしまったあの子たちの分まで
きっと、輝かしい幸せなマタタビ色のネコ生が待ってる‼️ だから、生きよ‼️

↑去年のハロウィンは
おミキの方、もののけ姫しました😂
え?腕が強そうすぎる?目の錯覚じゃね?
器械体操3年、
総合格闘技・キックボクシング
ユルユル8年って
こんなに筋肉育つのね・・・
続くのだ!
あ、コーニャンに行くのに頭いっぱいで
歯医者の予約してたの忘れてた😅
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