しかし、母猫もまだ未成熟でからがが小さかったからか、生まれた子は数日で天国へ旅立ってしまった模様。
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そうして、傷心のチョビに近づく雄猫よもぎ君の登場。
チョビも子猫を失った心の傷を埋めるべく、よもぎ君と中々良い雰囲気で一緒に寝たり、お腹を見せて寝転んでみたり。
よもぎ君は多分近所の農家の子。
男の子だから、チョビよりも遠くでも行き来出来るみたいで、チャムりん家では食事貰えないし、時々自分家に帰っていたみたい。
この辺は超のつく田舎なので、結構去勢手術受けさせない家庭もあるんですよね…。
雄は子供は産みませんが、でも雌を求めて徘徊したり、雄同士の喧嘩で大怪我したりするリスクも高いんですけど……、そういう事は気にしないのかなぁ。
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ともかく、子供を失ってからのチョビは、よもぎ君と過ごす内に人間への警戒心が戻ってしまったようで、食事の時も側にいたら食べないし、撫でようと…というか触ろうとしたら吹っ飛んで逃げるし。
また一から、信頼関係築かなくちゃならなくなったじゃないの。
折角懐いてくれそうだったのに、よもぎ君め…。
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しかし、チョビとよもぎ君が一緒にいたのは19〜23日頃まで。
きっと、事を済ませてお互い満足したのではないでしょうか。
そして、よもぎ君がいなくなった後チョビは、徐々に彼の現れる前の状態に戻ってきました。
ご飯の前に撫でても逃げないし、それどころか大音量のゴロゴロ喉を鳴らすし、逃げ腰ながら抱っこも出来る。
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野菜の種まきや庭の手入れをしている母に、自ら近寄ってゴロンと転がったり、足の間を潜り抜けこすりついてきたり。
はたまた、声をかけるだけで食事を与えた事も一度もなくて、今まで触って事も無い兄に近寄って行き、撫でられてこれまた喉を鳴らしてみたり…
我が家にやって来てから2ヶ月。
チョビもどんどん成長している。
現に体は一回り以上大きくなっているし、毛艶も良くなってきた。
よもぎ君も時々思い出したように現れ後を追いかけ…そして逃げ歩くチョビ。
よもぎ君以外の他の雄猫が来ちゃう可能性もある…。
今の状態なら、避妊手術も受けさせられるかな。
こういうのは、早い方が良い。
でも、急に病院へ連れて行っても向こうの都合もあるから、まずは電話で…空のかかりつけ医に相談。
私は仕事だったので母に電話して貰うと、受付のお姉さんに一度手術前に先生に診てもらいましょう。と言われました。
【チョビ。 その6】に続く。
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