春先から余り体調が良くなかった。疲れ易かった。
4月になってたびたび,しんどいと言っていた。
連休前に検査で腫瘍が見つかった。すぐに大きな病院に入院した。
自宅から片道1時間。
コロナ予防のため、面会も健康チェック付き。
毎日、LINEで連絡を取り、猫ズの様子も伝えた。
この子たちはうちに来る子、とやって来た疾風と鈴花。
この子もうちに来る子、とやって来たさくら。


寝ているお腹に乗られたり、
走り回る子猫たちに振り回されてた。
「ネコの面倒見なきゃいけないから、頑張って帰らないと」って病院のスタッフに話していた。
30回目の結婚記念日が病院でごめんと言った。
誕生日は病院にケーキの差し入れ。
6月になって、退院して通院での治療にしようと言われていた矢先にひどい肺炎を起こした。
それでも、あきらめず、頑張った。
長い治療になると思っていた。
猫ズも頑張ってくれたね。
かあさんが夜間の付き添いを始めて約10日、朝のご飯と夕方のご飯時だけ帰って来て、後はずっといない中、4ニャンでお留守番してくれた。ありがとう。
肺炎が良くならず、最後は呼吸が苦しくて、薬で眠って、そして静かに逝ってしまった。
亡骸になって帰って来たとうさんに、猫ズは不思議そうにしてた。なんかおかしいと。
風花はとうさんの顔を見せても、かあさんの隣でじぃっとしていた。

疾風はとうさんの足元も布団の上で寝転んだ。
鈴花は部屋には入るけど近くに来なかった。
さくらは部屋に入ろうとしなかった。
葬儀が済んでお骨と遺影になって帰って来たとうさん。
かあさんは、まだまだ忙しさに紛れて、泣けない。
いろいろなことに追われてなにがなんだか。
でも、もう電話もLINEも来ないね。

さくら、鈴花、疾風はとうさんの祭壇の前で寝てるよ。
疾風は香炉灰を掻き出して叱られてるよ。
とうさんが見染めた疾風と鈴花とさくら。そして風花。
とうさんの忘れ形見になったね。

この子達がいるから、一人じゃないよね。
慌てて逝ってしまったとうさん、虹の橋のたもとでミーと野乃花に会っても、そこで待っていてよ。
忘れ形見の4ニャンが天寿を全うした後で、かあさんはゆっくり行くからね。
後20年はかかりますから。
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