不眠症乙参藩、豪農李梨軽家に
もらわれてゆきました。
さて、次はマモーの避妊手術‼️
ある意味、これが一番緊張します。
まず、マモーを病院に無事連れて行けるのか。もし病院で暴れて「預かれません」になったら?
事前の検査で何か引っかかって、
「手術できません」になったら?
運命の日は、5月17日。
お医者様の事前の話としては
マモーを子供たちと引き離し、
ある程度お乳の張りを引かせて
前日夕方から絶食を。との事。
さて、大奥。
「猫を動物病院へ」ということに関しては、過去のトラウマというか、ジンクスのようなものがございました。
5年前、
我が家に来ていた茶白の野良のマイク。
わたくしたちは、マイクを家猫にと
ゲージを買い、虚勢をし、我が家に迎え入れようとしておりました。
しかし、いざ動物病院へ!
と思っていた日の前日から
マイクはぷっつりと
姿を見せなくなったのでございました。
あんなに毎日うちに来てた子が。

わたくしたちは、
しばらくの間マイクロスに苦しみました。
山を探し、里を探し、
似た猫を見かけては確認し。
しかし、本当に
動物病院に連れて行く前日を最後に
マイクは消えてしまったのでした。
殿もわたくしも、口には出さなかったものの
心にはくさびのように「動物病院前日に消えたマイク」がいたのです。
いえ、口にすることすら、はばかられました。口にしたら今回も同じことになり、
マモーが姿を消してしまうかもしれない。
それを防ぐためには
とにかくマモーのお方を大奥から出さぬこと。これは、先日のマモー失踪から心に決めておったことにございます。
以前はマモーのお方は、爪とぎとトイレは
大奥の外の森でしておりました。
好きな時に、広々とした場所で
今まで気持ちよく放尿、脱糞しておったのを
これを、この狭い大奥で。
さて、大奥。
なるべく安い猫砂を買ってきて、ダンボールの中に牛乳パックを開いたものを貼り、(床への染み込み防止)猫砂で満たします。
マモーを簡易猫トイレの前に連れてゆき、砂を混ぜて「マモーのお方よ、今日よりここを厠とするがよい」と言ったものの、山には砂地もなく、マモーのお方はこれを厠とは思っておらぬ様子。
わたくしたちは、とにかく
ソファや布団など、
マモーのお方に悪気はないにせよ
「どこかできそうな場所」で
粗相をするのだけは防がなければ、と
この日はマモーのお方から
目を離すことはありませんでした。
マモーのお方も、もよおしてはおる様子でございましたが、猫砂を厠と認識しておらぬゆえ、ソワソワ落ち着かない様子を見せるものの、猫砂のもとには参りませぬ。

「困った・・・」
「そうか‼️ 厠のニオイじゃ」
わたくしは、以前マモーのお方が
用を足しておった木のそばの土や枯れ葉を掴み、猫砂に混ぜこみました。
そして、畳を掘る仕草をするマモーのお方を抱き上げ、猫砂の近くに降ろしました。
すると、マモーのお方はすぐ
猫砂のニオイをくんくんと嗅ぎ、
恐る恐る周りを見回しながら、
そのダンボール厠の中に足を踏み入れ

その中で立派なブツを、ダブルで落とし
きっちり埋めて出てきたのでございます。
「さぞかし我慢しておったのじゃな、
すまなかった」
それからマモーのお方は
一度も違う場所で粗相をすることはなく
そのダンボール厠を、
「厠」と認識したようにございます。

これでひと安心。
マモーのお方を、手術の日まで、
大奥から出さずにおける。
ほっとしたと同時に
わたくしたちが今までいかに
マモーの世話に手を抜いていたのかを
思い知りました。
こんなに簡単に厠を覚えてくれるのならば
もっと早くにやっておけば良かった
そうすれば、あの日マモーのお方は
ややこを置いて家から出てゆくことなど
なかったのだ。
その時の日記はこちら!
・・・ほっとしたのも束の間
猫は
爪とぎをするもの。
おミキのお方が株で儲けたお金で買った
我が家で一番高額なハラコのソファ🛋
これでだけは、爪とぎをしてくれるな‼️
(まあ、マモーはそのソファに羊水ぶちまけて子供たちを出産したわけですけども)

(めっちゃタオル敷きまくってます)
そんなわけで
次回はマモーの大奥爪とぎ修行!
続くのだ!
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