「野良猫は野生だから」
「弱い子は死んじゃうから増えない」
そんなことばっかり言う。
「野良猫」という種類のねこはいないし
生きられないのがわかっているのに生まれるのを放っておくのか。
それなのに「増えて困ってる。何匹か連れて行ってくれないか」
と、無責任も甚だしい。
「増やさないためには手術するしかないんですよ」
といっても、「う~ん」とか言葉を濁して逃げられる。
そんなことしているうちに会社工場内で1匹の猫が出産してしまうのだ。

その時に頼ったのが細々と支援を続けていた地元の個人団体。
もちゃもちゃと迷っているうちに母猫が子猫の移動を始めていて
結局保護できたのは子猫2匹のみ。
移動した子猫2匹と母猫はその後見つけることが出来なかった。

その母猫が当時えさやりさんに「くろ」と呼ばれていた、のちの「マチ子」だ
保護できた子猫2匹は、団体さんのひとりに預かりさんをやっていただき
可愛く育ててもらい無事に新しい家族のもとへと巣立っていった。
それをきっかけに、少額の支援だけでは物足りなくなり、
譲渡会のお手伝いとか、そんなことの手伝いもするようになったのです。
その後、保護できなかった子猫2匹はカラスに捕食され亡くなったと聞いた。
姿が見えなくなった「くろ」は一体どこへ行ったのか。
そして1年後にやっと現れた「くろ」は、
また弊社工場の昨年とは別の場所で6匹の子猫を出産するのです。


今度こそ絶対!と、頼れる仲間を得たあたしは
念願の「くろ」の捕獲と子猫全頭を保護することができまして

2019.5.17未明より、「くろ」改め「マチ子」として
父の会社の事務所で6匹の子猫の子育てをしてもらうことになりました
④へつづく
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