
消化器型リンパ腫・T細胞型・低分子ハイグレード。
それがグルの病です。
一時・克服した白血病も再発しています。
大阪の二次医療センターの精密検査にて確定し、治療なしだと余命半年以内と宣言されました。
抗がん剤しか手はなく治療ではなく延命、けれど予後の緩和に繋がる事が決断の決め手でした。
治療費は通院1度につき15000円~20000円です。
それでも週一の半日入院を9回、そこからの二週間おきと、順調にいって半年間となります。
今回は先生に頼んでグルのプロトコール(抗がん剤計画表)を頂きました。

これは一応グル専用にて、個体によって他にも色々なプロトコールがあります。
やっと折り返し地点…けれど先生から言われています。
「必ず副作用が出ます。そして最後まで治療できない子もいます。効果がない子もいます」
グルに対しては担当医は「効きは悪い方かもしれない」という見立てです。
それでも頑張ってグルは抗がん剤を打っています。
私が服を着ると逃げます。キャリーに入れた途端にチッチをちびる事も多いです。
ブルブルと固まる彼を病院に連れていく時は必ず「これでいいのか?」と迷います。
前回の血液検査にて肝臓の数値が突然に悪化して、先生の顔色がかなり悪く
それでも貰った肝臓サポートをグルに与え、本来は食べない子が多いのに
グルは頑張って缶詰と混ぜてですが肝臓サポートを食べてくれています。
本日も病院にて体重測定から、5.9㎏ととりあえず現状維持。なかなか太らないね。
先生いわく、ともかく体力勝負なので痩せなければOkらしいです。
私にすがる目をするグルを預けて、そして迎えの夕方4時まで
ずっとネットで病気の調べものをするのが、通院日の私です。
そして肝臓が悪化している恐怖…転移確定したら?とドキドキしながらお迎えに。
先生の顔が少し明るくなっていました。
先生「数値戻ってますよ!!お母さん(私)が肝臓サポートを与えてくれた結果かも知れないです!!」

400あったALT異常値が戻っています!!赤だらけだったのに。ASTも正常値に!!
先生「ただし白血球は減ってきています。打てる数なんで打ちましたが副作用です」
薬が効いているという証拠らしいですが、嬉しいですが体調管理に気を付けないと。
褒めながら帰宅。寛ぐグルの腕は抗がん剤の戦いの証があります。

痛々しいですが、勇者の勲章です。
痛くて怖くて寂しくて、何されてるかわからないけど、それでも耐えて
私が迎えに行くと安心した顔をしてくれる息子です。

頑張って食べる!!生きる為に食べる!!それがどれだけ凄い事か!!
グルの生命力を信じたい…この後また副作用で食べた物を吐きました。
吐いてからの食事…本来は猫は「また食べたら吐くかも?」と拒絶します。
猫からすれば食べ物を食べたから吐いたという認識になるそうです(副作用という知識はない)
けれどグルは、ためらいながらも、それでも何度もオエオエとしながらも
餌皿に必死で舌を出して、ゆっくりゆっくり小分けに食べ始めます。
生きる為にです。
副作用のせいか舌が少し動きがニブくて食べ辛そうです。ボロボロこぼします。
味覚も鼻も鈍っているのか、鼻先にチュールを近づけでも認識できません。
打った3日間程度はこの副作用を感じられます。
でもグルは鼻に少し餌をつけると食べます。匂いではなく鼻先の触感です。
それに反応してペロリ。
グル「これはおいしいにゃーだ!!」と思い出します。
そして、初日と体調の悪い時限定ですが、私が傍にいて
「おいしいよーよかったねー」と少し餌を口元に運んだりしながら傍で見守ると食べます。
今回の数値が戻ったお蔭で食事制限はなしのままです。
先生「好きなものを好きなだけ食べさせてあげて下さいね」
今日からステロイドの量も減ります。
まだまだ、これからが副作用との戦いになるのだろうけど
今こうして「おいしいにゃー」してくれている幸せが少しでも続くといいな。
--------------------
個人用メモですが、リンパ腫瘍に関してのメモ日記を公開します。
万が一でも必要な方のお役に立てればですが、内容はあくまでグルに合わせており
また内容もネットや本の知識にて、何より担当医からの説明を第一でお願いします。
最近のコメント