そんな頃、猫ボランティアグループが保護猫譲渡のために家の前を車で通ったことがあって、あらまぁ、野良仔猫が何びきもいるじゃん!親子連れだね!ということでその場で途中下車、保護しようとしてたところに私が帰宅し、結局すぐに捕獲器(車に載せていた)に入った仔猫達を連れて行く一部始終を拝見したことでした。彼女らは、くたびれ疲れ切った様子でもたまたま見かけた猫のため、もちろん無償ですぐ動く姿に、正直、これは現実なのかととても信じられないことが目の前で淡々と行われていることに感動しました。私には思いもつかない。ありがたかったです。他所から来た彼女らから、ここで野良猫親子見つけたから来て!と連絡を受けた地元のボランティアさんが応援に来ていてその方としばらく野良猫で悩んでいたこと、急な話なのに3びきもいる仔猫を全員連れていってくれることなど、謝意を伝えお話しさせてもらううちに「自分で自治体の野良猫対策の助成金を使えばTNRできるんだよ〜」と教えてもらいました。もちろんTNRという言葉も初耳、そこから地域猫活動をはじめました。あの人たちに心を動かされていなかったら今の私はなかったと断言します。その時の逃げた母猫ミケちゃんが私のTNR第一号でした。私が不馴れなので捕獲器の中でガタガタ震えていたミケちゃんの恐怖の目を、表情を、今でも忘れられません。TNRは人間のために猫よ、ごめんなさい、です。
TNRをはじめた頃 道端で捕獲器置きながら、頑張ってたとき仕事で通りかかった個人野良猫ボランティアの若い女の子が近寄ってきて「不幸な野良猫を減らすためにありがとうございます。感激です。」と大変喜んで下さり、「ここを通る度に公園の野良ちゃんたちが心配でずっと見守っていたんです」と涙目で「かわいそうな猫ちゃん達を助けたいんです」と。彼女はその当時すでに7匹自宅に猫を保護しているとのことでした。びっくりしました。それからしばらくこの公園での活動に時間の許す限りお手伝いしてくれ、心強く大助かりでした。彼女は保護もがんばり里親募集もしてくれたりしました。私も彼女にならってネコジルシに登録しましたが、里親募集はハードル高くて、今はTNRだけになりました。その方のお住まいは近所でないので今、私の活動は、たまに近所の猫好きさんに助けてもらいほんとに家の周りだけの活動をしてます。彼女は、自分の関わってきた野良猫のことを常に気にかけていて、これは、どなたでも、あの猫どうしてるかな、と気になりますね。公園の野良猫を気にかけて連絡くださいます。
最近は、かなりTNRも終わりに近づき(2020年暮れ :編集補足)三毛ちゃんと白ぶち君、茶トラ君茶かぎ君黒猫さん+αを飢えさせないよう見守り、時には糞を見つけては片付けいつ終わるのかけんとうもつかない日々を過ごしています。
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