
さて、マモーのこと。
不眠症乙参家にまずお願いしたのは
もちろん麦や琥珀の里親であることが
一番でございました。
モモ姫については、おんにゃの子で
あるということで
男のコよりは、甘えんぼが少なく
1人でしっかりしたコが多いと聞いていたのもございますが・・・
琥珀や麦を里子にという時、
不眠症乙参家で3月までいたけれど
腎不全で虹の橋🌈に行ってしまった
アルくんの存在を知ったことも
大きな理由にございました。
麦や琥珀は、チャシロの男のコ。
でも、アルくんは、
写真で見ると
マモーにすごく似ていて
(※大奥個人の感想です)
「麦や琥珀じゃなくて、
もし、もしも、
アルくんの面影を望むなら
マモーの方がいいんじゃないか?」
とまで、子供たちをお譲りした時に
勝手に思っていたからでございました。
「新しいコは、🌈虹のコの
身代わりや生まれ変わりじゃない‼️
そのコはそのコの個性がある別猫」
ということは
よくよくわかっています。
その身代わりのそっくりさんを求めて
勝手に「生まれ変わり」を信じ込んで
新しい猫ちゃんを探すのは、
もちろん正しいことではないと思う。
(昔見かけた里親応募条件に「先住を亡くして次の子を」という方はお断り」ってのがありました。気持ちはわかるけど、なんかそれは条件として厳しすぎじゃないかな〜?と驚きました)
でもね、
やっぱり失った心の穴が大きくて
悲しくて悲しくて
心から血が流れて止まらない人は
やっぱり
「同じ模様のコ」に目が行くのは
自然な事だと思うんですよね。
「あのコがいない」という空虚感は
ただただ空っぽで なんにもなくて
そのコの骨壺はあまりに静かで小さくて
名前を呼びかける先もなく
手を伸ばして触れる体もなく
その悲しみは
目を閉じた暗闇よりも深く暗く
一緒に暮らした家は
他に誰がいてもあまりにも静かで
やがて家の中のもの全てがそのコの思い出で
満たされていることに気づき
かつては服に付きまくって
飼い主を困らせたその細い毛も
ひょっこりまた服やクッションに
残っていたりして
「そのコ」のかつての命の輝きや、
存在の大きさを思い知らせて
「そのコ」以外の全ては
この世界に残ったままなのに
「そのコ」だけが
この世界にいない なんて
遺された飼い主の
止まらない涙は、
それは心の傷口からの血液。
心の傷口はいつまでも
開いたまま
血はどくどくと
流れるまま
・・・
本人の心が壊れて、
日常生活にまで支障をきたすなら
心療内科や猫カフェの力を借りたり
周囲のケア、他の趣味など、
何か対策は必要です。絶対にね。
🌈🐈🌈🐈🌈🐈🌈🐈🌈🐈🌈🐈
例えばそこで、なにかのご縁で
よく似たコを迎えたとしたら。
先に虹の橋に行った同じ模様の
小さな柔らかい子猫を撫でていたら
「あぁ、あの子もこんなだったなぁ」と
昔をしみじみ「懐かしく」思い出したり
まあとにかく、目の前の
新しい手のかかる子猫のお世話で
忙しくなって悲しむどころでなくなり
そして、お世話をするそのうちに
「新しいコ」オリジナルの可愛さや
新しい思い出が少しずつ重なって
飼い主の、心の傷が
ゆっくり癒えて、先住の亡き愛猫さんを
忘れない、でも前向きに卒業できることも
あるんちゃうかな〜と思うわけです。
🌈🐈🌈🐈🌈🐈🌈🐈🌈🐈🌈🐈
今回、大奥が不眠症乙参家に
マモーをお願いしたこと。
アルくんのことについては、
本当に私が勝手に「似てる」と
思っただけです。
しかも彼らがアルくんの身代わりを
求めている訳でもないのに
同じ模様のコを家にやるなんて、
むしろ思い出させて辛い思いを
させてしまうのではないかという
懸念もありました。
なんか、表現するの難しいけど・・・。
んー、複雑な心境でした。
多分、不眠症乙参家は、
もっと複雑でしたでしょう・・・
ほんまに、ごめんなさい。
🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾
さて、本題←(えっ❓今から❓前置きの長さにビックリやわ)
もといた愛猫を亡くした人は
「また猫を飼う人」
「もう猫を飼わない人」の
2通りがありますね。
ちなみに私の母は、後者でした。
昔の日記で おミキの方が
拾った生まれて間もない子猫。

おミキの方「5匹中4匹を死なせた」と
書いていましたよね。

手前の黒い子は、残念ながら
次の日亡くなりました
その、生き残りの1匹は
おミキの方の母である、
おカヨが「モモ」と名付けてそのまま育て、
12年生きて、猫生を全うしました。
私は拾った1か月後にアメリカに1年
行ってしまったので、お世話できず😭

モモはすくすく元気に育ち
毛もモジャモジャ伸びて
驚きの立派な長毛猫さんに。
ペット禁止の公団住宅に1人で住んでいたおカヨは、
モモと住むために退職金で中古のペット可マンションを購入して引越して、
その後モモと仲良く暮らしました。

モモ亡きあと、おカヨは、大変なモモロスに苦しんだ後、
次の子を飼うことなく今に至ります。
今回琥珀、麦、モモが生まれた時に
それとなく母おカヨにもそのことを知らせたところ、
「子猫の写真はいらないからね」と
やんわりと猫通信を断る返事がありました。
後日里子に出したことを母おカヨに伝えたら
「ああ、良かった。写真を見たら、欲しくなっちゃうから。そしたら私、多分先に死んじゃうし、そうでなくてもまた猫ちゃんを亡くす苦しみは、もう味わいたくないの。子猫写真、見せて。もう安心して見れるわ」
とのことでした。
先住の愛猫を亡くしたあと、
次の子を飼う、
その後は飼わない
どちらにしても
それぞれに、心の強さが必要なのだと
思いました・・・
(本題より前置きの方が長かったな)
続くのだ‼️
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