１組ずつ確実に…

2020年7月25日(土)

302 / 0

お盆に帰ってこない(労力を提供しない)なら違う方法もあるぞ、とすっかり臍を曲げている父ちゃんの機嫌をとる為に向かったATMで、まんまとロックをかけられたハルコです。

えっ？えっ？えっ？３つ共違うの？もう無理〜。と思いましたが、窓口でロック解除してもらった後、５つ目で正解に辿り着けました。やれやれ。

先々週の水曜日からトライアルに出ていたくまおとちよこ。
じわじわと先住のお兄ちゃんたちと距離を詰めていましたが、今週の月曜日には

仲良くなりました！

と、嬉しいご報告が届きました。

おっきいお兄ちゃんと一緒にゴハン食べてる♪

それよりも気になるのは、壁の穴。自前でネコドアを開けたらしい…。いいなぁ、ハルコん家にも作って欲しい！

そして2週間のトライアル期間満了日に頂いたお返事は、

ジジ(くまお)とキキ(ちよこ)は家族です！！

トライアル中から、新しいお名前を頂いていました。その時点で、心は決まっていたに違いない…。

もう1匹のおっきいお兄ちゃんとも仲良しさん。ジジもキキも随分大きくなっていました。

帰ってくるのは一向に構わないんだけど、返すと決めざるを得ない里親さまのお気持ちを考えると心が痛むのです。

ヒッサビサノトライアル、ブジシュウリョウニカンパイ

軽く30年以上前、小学生の私は夏頃になると風物詩のようにトンネルや電話ボックス、神社の境内に突然湧いてくる子猫たちを連れて帰りまくっていました。
それこそ、1匹でも多く猫を助けたい。目の前の猫を見捨てられるわけがないと、それ以外何も考えずに過ごしていました。

家族に懇願し、敷地内に置く許可を得てお年玉をやり繰りしてとにかくゴハンを食べさせる事に必死です。
しかし、私にはお金も知識も社会的権利も何もありませんでした。
当然のように育たない子猫がいて、車に轢かれる猫がいて、ある程度育てば育ったで姿を消したり、子猫を産んだり。その生まれた子猫がまた繰り返す。そして、捨て猫を見かければまた拾ってくる。

全く猫を飼いきれていない状況に、おバカなハルコでも気付かざるを得ませんでした。どう考えても、私には全員最後まで面倒を見ることが出来ないのです。

自分のやっている事は猫の為になっていない。独りよがりだったのです。

遅すぎる気付きでしたが、無闇に猫を拾う事はやめ、今いる猫たちのお世話を続けながらちゃんと猫が飼える大人がいる家を探し、高校卒業後に家を出るまでに私の猫は全て他所の家に託しました。

大人になり、猫が飼えるようになった今も気を緩めることなく確実に飼い切り、居場所を変えてあげたい猫さんに対しても一時の感情に流される事なく、１組ずつ確実にご縁を繋いでからしっかりと余裕を持って次の猫さんにお声掛けして行きたいです。

一昨日はハッチのお嫁入りの時でした。

我が家を出発する前に記念撮影をしました。

ネコジルシさんからご応募頂いたハッチの里親さまのお家は何とハルコ家のすぐ近くで、お見合いを済ませてお話がまとまった後にスイちゃんという新しいお名前を頂いていました。

お届けまでにお見合いも含め3回も会いに来て下さり、スイの成長を見守ってくださいました。

お届けの日はお忙しい中、ご家族お揃いで出迎えて下さり、お部屋の中にはババーン❗️ とスイちゃんグッズが待ち構えていました。
とりあえず空気に馴染むまでと、スイにはキャリーの中で待機してもらい…

ギャー、チワワくん可愛い❤️可愛い過ぎる〜

と盛り上がる私。散々好き放題お喋りしてからキャリーの中を覗くと、スイはお昼寝していました。
(( _ _ ))..zzzZZ

何がじゃあそろそろだと心の中でツッコミながらご用意して頂いたケージの中にスイを移し、まだ帰らないのかこいつは、と自分に呆れながらお茶を啜り、スイはちょっとビビりですけど宜しくお願いします！と里親さま宅を後にしました。