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次の日、例の野良猫は来ませんでした。仕事に行く前、仕事から帰って、ご飯を食べて、お風呂に入って、何かする度に窓から庭を覗きましたが、気配も無く。その次の日も。
もしかしたら死んだのかもしれない。だって、あんなにボロボロで、あんなに疲れ果てていたから。車に轢かれたのかもしれない。ついに限界がきて、独りぼっちで死に場所に横たわっているのかもしれない。
良からぬ想像に胸が潰れそうになりながらも、考えなくてはいけないけれど、あまり考えたくない、
"もし来たらどうするの?"
餌をやる事は出来ない、飼う事はしたくない、でも心配で仕方がない。この矛盾は野良猫さんにとって残酷なのではないか。では、またやって来た時に追い払えるのか。
あの日見た野良猫さんのボロ雑巾のような姿が浮かぶ度、決断出来ない自分を責めながらも、これで良かったんだ!と言う感情のシーソーで行ったり来たり。しまいには、もう忘れよう!そう決めた矢先。
また、あの野良猫さんが現れました。更に哀れな状態で。
拙い上に冗長な文章、本当に御免なさいm(_ _)m 価値のない三文小説みたいな日記ですが、自分を納得させる為にも思い出して綴っています。読んで下さった方には感謝しかありません。有難うございます。
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