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愛猫トロちゃんが6/2(火)に旅立って、もうすぐ三カ月になる。
人間に限らず、ペットが亡くなった時も、
「いつまでも泣いてたら心配して成仏でけへんで」て言う人が居てる。
15歳で父を亡くした時、伯父に「泣いたらアカンで」て言われた。
うちは頷きながらも「なんでや?お父ちゃんが死んだのに、なんで泣いたらアカンねん?」て心の中で思た。
トロちゃんと出会ったのは2002年の8月、
庭に来るようになって数日後の8日(木)に家族の一員に迎え入れた。
17年10カ月ほど一緒に暮らした愛しいトロちゃん。
泣いてたら成仏でけへん?
悲しんでたら心配する?
そんなはずないやろ!
と、うちは思う。
誰にも愛されず虐待されて死んでいった子が成仏でけへんて言うなら、まだしも、
18年近くも一緒に暮らした愛する子が亡くなって泣けへんほうがおかしいやろ。
悲しめへんほうがおかしいやろ。
トロちゃんは、うちが泣いてても成仏できる。
うちが泣き虫なんは、トロちゃんも知ってるもん。
どんなに悲しんでも、トロちゃんは心配せえへん。
寧ろ我慢してるほうが心配させるんちゃうか?
成仏について、家に来てくれる住職さんに聞いてみた。
「そういうふうに言う方も居られますし、僕の先生も、悲しんでたら成仏でけへんぞと
言われたことはあったけど、僕の知った人や思い出のある方が亡くなられると悲しいのは事実です。
僕も悲しいです。
ただ、ご飯も食べられない、何も手につかないはアカンと思いますけど、
悲しいと思うのは自然なことやと僕は思います」と仰ってた。
食欲ないときもあるし、無気力なときもあるのは事実やけど、
やっぱし、お腹すくから食べる。
上の空でテレビ見てるときもあるけど、おかして笑うときもある。
うちは、トロちゃんロスや。
罪悪感もあるし、後悔もある。
骨壷も遺影も置いて、お供えもしてる反面、
ほんまにトロちゃんはもう居れへんや・・・もう抱っこでけへんや・・・
そんな現実を突きつけられて苦しいときもある。
涙が止まれへんときもある。
うちは長年、お父ちゃんロスやった。
そんなうちの経験から克服する方法て言うたら、慣れるまで待つしかない。
忘れることは絶対にないけど、
思い出す時間、悲しむ時間、泣く時間が年月とともに減っていく。
お父ちゃんと暮らした15年よりも、トロちゃんと暮らした歳月のほうが長いんやから、
慣れるまで大変やけどな。
ペットロスとか、難しい事は分からんけど、うちは、しばらくトロちゃんロスで生きる。
後悔したり、悲しんだり、泣いたりするのは、トロちゃんが大好きやからや。
ほんで、そんなうちをトロちゃんは「オカンらしいな」て苦笑してるはずや。