最初に出会ったのは、
ひとりでお散歩している姿を見たことかな。
白黒にゃんこが好きなので、
パトロール中の猫にただただ私が反応しただけで、
タローちゃんは私のことなどまだ知らなかったことでしょう。
振り返れば、そういえば出会っていたなあって感じ。
ミケちゃんの姿はちらほら見かけていました。
同僚のところに姿を現していたっけ。
ごはんもらっていたのかなあ。
そのうち、ミケちゃんが私の存在に気づいて
ごはんをもらいに来たんだよなあ。
会えた時はそっと。
そのうちどこに行けば、私がいるのか理解して
積極的にやってきた。
ミケちゃんがタローちゃんを連れてきた。
タローちゃんは汚れていた。
鼻の上にキズ。
どこかでケンカしたのかな。
人間への警戒心もあって
目が信じていませんって表情だった。
ミケちゃんに隠れて側にいて
私が消えると車の下でごはんを食べていた。
少ししかなかったので、足りなかったんだろう…
しばらくしてその辺に行くと、え！？まだいたの？って感じで
そこに座っていたっけ。
声も出さずに
じっとしてた。
何度かその場所にきた。
ミケちゃんが一緒。
私はその頃、『白黒おじさん』って呼んでた。
本当はおじさんじゃなかったね。
保護しようと決め、仕事が休みの日に決行。
ところが人がいないからみんなどこかへ行ってた。
ごはんもらえないもんね。
そんな中、悠々とひとり、タローちゃんだけ車のいない駐車場に
ただずんでいた。
普段は警戒して私に近づかないのに
その日は後ろからそそっとついてきた。
この子、保護できるかもって保護活動団体の方が言って
本当に最初にケージに入った。
お腹すいていたんだろうな。
意味もわからず捕まって怖かっただろうに…
みんな保護して
ミケちゃんと共にタローちゃんは私の家に来た。
手術もしてその後のこと。
ミケちゃんは、もう馴れていたけど、
タローちゃんは、すごく警戒していたし、『シャー！』って威嚇したり、手も出たっけ。
大きな声で鳴いて、タローちゃんも私も困ってた。
指を近づけると鼻クンクンするようになった。
ミケちゃんより遅れてケージから出せるようになると、
気づけばとても甘えん坊で、おしゃべりなタローちゃんになってた。
ミケちゃんが甘えていると、
にゃにゃにゃと鳴きながらどかっと間に割り込んでくる。
じーっとガン見。
目がくるくるまんまるでかわいい。
これは、ケージから出始めの頃
今は
完全に身を預け、信頼してくれる。
顔のキズもなくなったし、毛艶もよくなった。
野良の頃、食べられなかったせいか、食い意地張ってて
少し太ってしまった。
昨日購入してたペット用の体重計が到着。
かわいいけど、
心を鬼にして長く健康で側にいてほしいから
ダイエットをはじめるよ。
もう側にいるのが当たり前になった。
私を信じ切っている姿が愛おしい。
ミケちゃんとタローちゃん、ありがとうね。
これからもなかよくしていこうね。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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