「体は少し小さいけれど、生後3、4ヶ月くらいだね」と診断され
「この位の体重だと、ご飯はどれくらいあげれば良いですか?」
との聞いたところ、獣医さんが言ったのが
「フードは食べたいだけ食べさせて良いよ」
という、私にとっては目から鱗な言葉でした。
我が家では、なごみさんが来るまでに犬も猫も飼った事があったのですが、猫は父の再婚相手の方の連れ猫さんだったのもあり、我が家に来たときは成猫さんでした。
なのでなごみさんくらいの仔猫を育てるのは初めてでしたし、前に飼っていた犬も猫も虹の橋を渡って結構経っていたため聞いてみたんですが、獣医さんの言葉は私にはあまりに予想外でした。
前に一緒に暮らしてた子達のご飯のあげ方は、決まった時間に一定量あげる、という(多分)一般的な方法だったので「そんなことしたら太っちゃうんじゃ!?」と驚いたのですが、
「今は体を作る栄養が足りてる事が大事だから、食べたいだけ食べさせてあげて。食べ切ったらまた足しちゃって大丈夫。量を減らすよりも、水を取らせてあげる事の方が大事。ドライフードは、フードが泳ぐくらいに水を入れて、フードに水を吸わせてふやふやにしてから与えてあげて。ウェットフードを混ぜてあげてもいい」
と。
お水を充分取らせると尿路結石を防げるのだけれど、猫は水を飲むのが苦手だから、フードに染み込ませてあげるのが一番、と教えてもらいました。
それならば、と獣医さんの言う通り、一回10g~20gくらいをお皿に盛り、お水を入れて5分放置してから出してあげ、ウェットフードは1日1回、缶の4分の1ずつ混ぜてあげる事に。
食べ終わったら加水したドライフードだけ同量を入れてあげ…
そんな感じでなごみの一回で食べる量を確認していき、最終的に一回で合計25~30gくらいを1日2~3回の給餌するスタイルに落ち着きました。
(今は1歳越えて食欲が落ち着いたのか、1日1、2回の給餌ペースになっています)
そんな事を数日していたら、最初こそご飯を出されるとガッついていたものの、次第に食べる速度が落ち着いて来ました。
その内、出された時にお皿の1/3~2/3くらい食べて、後は好きなタイミングで小分けに食べる、というスタイルに。
どうやら「今食べきらなくても大丈夫だ」と学んで安心したらしく「なら一気に食べる必要ないな。好きな時に食べられるように残しておこう」となったようでした。
そうなってくるとふやふやドライフードでは長時間置いておけなくて、8ヶ月になる頃には加水しない普通のドライフードを与えるようになってしまったのですが(^_^;)
(その代わり、いつでも飲みたいなと思った時にお水が飲めるように、なごみの行動範囲のお部屋全部にお水のお皿を置いてあります)
そこでふと気付いたのが
「体がメッチャ大きくなってる」
「けど、太ってるわけではまったくない」
「これって、良くある小分け食べ健康法って奴になっているのでは…?」
「確か、栄養を使う前に食べることで、余剰分を蓄積しない食べ方って奴じゃなかったっけ…?」
「…これは、もしや、マッスル猫製造法なのでは…?」
そんな食べ方で大きくなったなごみさんの姿がこちらです。

上:2019/6
左:2019/8
右:2020/8

左:2019/7
右:2020/9

左:2019/6
右:2020/9
スクスク育ち過ぎだね?タケノコの化身かな?
三枚目のお風呂上がりの姿、お腹が見えないから判りにくいですけど、垂れ下がるような無駄肉、ほぼないんですよね。
もう去勢してしばらく経ってるから、太りやすくなってるはずなのに、ほぼ筋肉。
しかもしなやかな実用性のある方。
確かに、室内飼い用のフードを用意したり、去勢後は去勢後用のフードに変えたりはしました。
でも人間の家族三人とも遊ばせるのがそんなに得意ではないので、運動はなごみが自主的に動いてるのがほとんどなんだけど…。
(いや、いつも外の猫さんの気配追いかけて家の中をシャトルラン繰り返してるけどさ)
前にいた猫さんは、去勢した後にお腹にタプンタプンに脂肪がついて、ダイエットさせようと奮闘していた覚えあるのに…。
運動量だって、その子は外にも出す子だったから、確実にその子の方が多かったはず…。
常にご飯が切れないようにしておく方が太らないなんて、正に逆転の発想。
なごみの性格に合ってたって事もあるとは思いますが。
そのせいか、なごみは「ご飯」って言ってもほとんど反応ないです(^_^;)
最近は、お腹が空いてないと缶詰めでも残す子になりました。
なので、缶詰めは今も1回1/4くらいしか使いません。
残りは冷凍して、後日食べる分だけ自然解凍。
パウチだと食べきりサイズだけど、やっぱり缶詰めの方が経済的なのよねぇ(^_^;)
このまま肥満とは縁なく、健康的に育ってくれるといいなぁ(*´∀`)

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