【ペット事業に初の数値基準設定へ “悪質な事業者 排除を】
というコーナーを放送していました。
ブリーダーやペットショップに数値基準を設けることで、
過剰繁殖の抑制、適正飼育管理を促すのが目的だそうです。
環境省主導で既に基準素案作成は終了し、
令和3年6月から施行予定とされています。
1、ケージの大きさ
高さ:犬(体長の2倍)、猫(体長の3倍)
幅 :犬猫共に(体長の2倍)
奥行:犬猫共に(体長の1.5倍)
原則、床材に金網使用禁止。
2、飼育出来る数(従業員1人あたり)
ブリーダー:犬(15匹まで)猫(25匹まで)
ペットショップ:犬(20匹まで)猫(30匹まで)
これで言う〔従業員〕とは、
あくまでもお世話をする人間であり、
接客のみの対応従業員や販売員は含まない。
3、繁殖回数
・犬猫のメスを交配させれるのは原則6歳まで。
・犬は一生で6回まで。
4、健康診断の義務化・虐待禁止
獣医師による健康診断を年1回義務化とする。
爪の伸ばしっぱなしも〔虐待〕に該当。
違反した場合、自治体から改善命令や業務停止命令を受ける。
従わない場合は100万円以下の罰金。
ブリーダーやペットショップに設けられる数値化の素案内容はこのような内容になるそうです。
これに際し、犬猫適正飼養推進協議会が、
全国のブリーダーにアンケートを実施した結果、
1人あたりの飼育数が基準を越すと回答したのが、
犬ブリーダー:65%
猫:32%
との回答を得たそうです。
数値化規制導入後の対応策として、
飼育数を減らす:犬ブリーダー75%、猫ブリーダー61%
廃業検討している:犬ブリーダー50%、猫ブリーダー60%
と回答があったそうです。
問題なのは、飼育数を減らしたり、廃業があったりした場合、
13万匹以上の犬猫の引取先、
〔受け皿の確保〕が必要となる
ことです。
私はこのニュースを見て、
とても複雑な気持ちになりました。
犬猫が過剰で過酷な繁殖に利用されなくて善くなるのは喜ばしい気持ちですが、
果たして、13万匹の〔受け皿〕を
短期間で用意出来るのだろうか?
何故?こんな数になるまで放置されていたのだろう?
人間の私利私欲で、何故犬猫がしわ寄せに合わなくてはならないのか?
色んな気持ちが湧き、
手放しに喜べない気持ちです。
更に思ったのは、
未だに続く一般飼い主による〔自家繁殖〕
中には小遣い稼ぎ感覚での繁殖があったり、
更には、遺伝子的に交配させてはいけない品種を掛け合わせて繁殖させたり。
私は一般飼い主による〔自家繁殖〕は絶対に反対です。
「飼い方は飼い主の自由だ」
と言う方もいらっしゃるとは思いますが、
動物を飼育するとは、
まず〔法律・条例〕がありそれを遵守し、
次に〔ルール・マナー〕がありそれを守り、
最後に飼い主の〔価値観〕なのではないかな?
と考えています。
正直、今の私はこの13万匹の受け皿になれません。
今の私に出来ることは、
私の家族であるジィジを大切にすることだけです。
〔適正飼育〕
その漢字4文字の重要性を噛み締める思いです。

我が家に異常事態が…

我が家の庭だけ、何故かツツジが咲いてしまいました(苦笑)
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