私のお世話になっている病院はボランティアさんがあまり利用しない病院です。
それはおそらくボランティア価格がないからです。
私の住む地域は愛護団体もなく、個人のボランティアさんもほとんどいません。
でもかかりつけの病院には個人で自腹で野良猫の避妊去勢に連れて来る人が多いです。
先日夜病院でお会いした人は、今日手術をお願いしたんですと言われました。
私は避妊か去勢ですか?と聞いてみました。
すると、いえ野良猫なんだけどシッポが途中で切れていて血だらけで可哀想だったから手術をお願いしたんですと話されました。
可哀想でほっとけないけど、年金暮らしだからいい加減にしないとダメなんだけど・・・と、少し困ったような笑顔で言われました。
困ったような笑顔・・・私はわかる気がするんです。
それは可哀想な猫を助けられた事は嬉しいこと。
でも出会った猫の治療費は金銭的には楽なことではないこと。
私もですが、今骨折や事故に遭った子など自分が出会い助けることは大変なことです。
できれば出会いたくないのが本音です。
猫を手術して下さった方や私のような一般人は費用を自腹で賄わなくてはなりません。
毎回毎回自腹で治療する・・・・これは出会ってしまっても自分には無理と決断できない自分が悪いのかもしれません。
しかし、ボランティアさんや行政に相談して助けます!と言ってもらえるのか?
個人でTNRや外猫の治療をしてる方は世の中に沢山お見えだと思います。
費用を用意するのも簡単な方ばかりではないと思います。
中には助けたいけれど出来ない方も見えるかもしれません。
ボランティアさんも寄付を募っても自腹で治療などされる方も多いと思います。
私が病院でお会いする野良猫の避妊去勢や治療をする方は、まず私より年上の方ばかりで、若い方は見かけません。
こういった方たちが猫を助けなくなったとき、野良猫に関心を持ち助けてくれる方がどれだけいるのかなぁと思います。
自腹を切り続けることは、長いことできる事ではないと私は経験して感じています。
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