わたしが大人になってはじめて深く関わった猫さん。
「かつさんど」も勝くんのあだなのひとつですw
10月って涼しくなって、紅葉なんかもあってとてもすごしやすい時期ですが、
猫さんたちにとっては暑かった夏から、がくんと朝晩気温が下がるので体調崩しやすい時期でもあると思ってます。
勝くん以外でも知り合った猫さんは(この表現、わたしはよく使うけど、へんですかね?)この時期に会えなくなってしまうことが多いように感じます。
猫さんのことを書いたブログでもキンモクセイの香りが最愛の猫さんとのお別れとリンクしていると言う日記をちらほらお見かけします。
わたしもそのうちの一人です。
キンモクセイはお隣の庭にあって毎年よい薫りに包まれます。
あとは同じように満開になるコスモスもわたしにはお別れのお花です。
当時庭にたくさん咲いていました。
お別れの時に勝くんお気に入りの猫ベッドの中にたくさん入れてあげました。

種はまたいっぱい出来たけどそれ以来庭ではコスモスは育てなくなりました。
勝くんと知り合い、アパート暮らしで隠れてごはんをあげ続けました。
生まれた子猫とともに保護しようとして失敗し、子猫たちとは二度と会えませんでした。
当時は今より猫さんとの付き合いに経験も知識もなくて、子猫たちを助けてやれなかったことを悔やみ続けました。
隣近所の苦情にびくびくしながら、勝くんに避妊手術を受けさせるために部屋で過ごしてもらったこともあります。
もちろんTNRなんて全く知りませんでした。

家を建てる話になった時、勝くんを迷わず連れて来ようと思いました。

勝くんの猫生はノラの時代のが長く、晴れてうちの子となったのはわずか数ヵ月。
年齢は不詳で、何本かの歯はもうありませんでした。
ほどなくして腎不全末期と診断され、あっというまに旅立ちました。
点滴を受けたのも3回だけ。
次回から家で点滴できるようにと獣医さんにやり方を教わっただけでした。
最期はわたしの腕枕で、わたしがうとうとしてる間に息を引き取りました。
やすらかな最期で送り出せたことはよかったなと思いました、
勝くんに食と住の最低限のことしかしてやれませんでした。
勝くんの写真は多くはありません。動画ももうファイルが破損してしまって見ることも叶いません。
もっとたくさん撮っておけばよかったな。
せめて加工してラッピングしてここに残しておくよ。
いつでもポケットに勝くん。
5年経ってもまだ会いたいが止まらないよ、勝くん。

