ふみちゃんのこと④

2020年12月11日(金) 282 / 0

私とOさん以外に共通で猫を可愛がってくれていたUさんにもふみちゃんが逃げましたと連絡をしてその日から3人で毎日ふみちゃんを探すことに
ポスターを作り警察や動物愛護センターに連絡し、毎日必死に聞き込みをしたりするが全然見付からず。
Oさんは帰巣本能を信じていたが私には絶望的にしか思えず、(逃げた家から山まではなかなか遠かった)そのうちに1カ月2カ月過ぎあっという間に半年が過ぎた。
最初は毎日眠れないぐらいに探していたが半年たつころに諦めきれないが打つ手なしの状態に。
ふみちゃんの存在も薄れ薄れになり始めてた頃にまたふみちゃんが久しぶりに夢に出てきた。
にゃあにゃあと訴えている。
もしかしてまだ生きているかもしれないとその時に思った。
その日からまた野良猫を見るたびにはっとして足を止めて気にする毎日。
そしてある日のこと山から家に帰る途中、下山した所にあるとある会社の駐車場の敷地に黒キジの猫がたたずんでいた。似てる❗と思って車から降り猫が逃げないようにゆっくりしゃがみ近づく最初逃げようとしていた猫だったが私が「ふみちゃん？」と声をかけると猫が「にゃあ」と返事をした。何回か声をかけると猫もじっと私を見ている。
確信が欲しかった私はじりじりと猫との距離をつめる。遠目に右耳にカットが確認できた時に、猫から私に寄ってきた。
にゃあにゃあと私にすり寄ってくる猫は半年間探し続けてたふみちゃんだった。
私だけじゃなくふみちゃんも私を覚えていてくれたことが何よりの感動だった。

長々と長文読んで頂き有り難うございました。
この話しはまだ続きがあります。
その話はまた後日。

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