2020年12月13日夜か14日に、大阪吹田市の猫専門の50代一人暮らしの個人ボラさんが、脳溢血で倒れ救急車で運ばれました。その方のお部屋には52匹もの保護猫達が残されていました。1匹は保護したばかりで体調がもともと悪く、倒れる前の13日夜に気分が悪いと言っていたボラさんが添い寝していたのを、お知り合いの方が確認しています。その後、13日か14日に救急車でボラさんが運ばれて、添い寝していた猫1匹も息を引き取っていたそうです。その猫はカギを持っていた知人の方が既に火葬されています。
私たちが猫達がその部屋にたくさんとり残されているのを知ったのはその3日後だったと思います。入院先からボラさんがある方に『脳溢血で病院入院した』と電話もらい、最初、其の方は猫が脳溢血になって入院したのかと勘違いされ、私に連絡されました。
私がボラさんに電話して脳溢血をして入院したのは、猫ではなくボラさんであったことを確認。その時は猫達はどうしているのか?と伺ったところ、「お世話している人がいます。大丈夫です。」と言われたので、とりあえず安心しました。
しかし、全然大丈夫ではなかったです。その事が判り、ボラさんに連絡をしたところ、ボラさんが病院から福祉関係の方に連絡をし、猫のお世話を頼まれました。その後、その頼まれた方と連絡がとれ、とても毎日は通えないし、ご飯だけあげるのが精いっぱいと言われたため、水やトイレ、お掃除などの世話がされないと、感染症が発生したら大変なことになると思い、ボラさんの許可もらい、鍵を持っているお知り合いとも連絡をとれるようにして、大阪の私の知り合いのボランティアさん達3人に現場確認に行っていただきました。ボラさんが倒れてから6日後の事だったと思います。
現場は片付けられてはいましたが、汚れがひどく、その日、私が頼んだ市外県外のボランティアさん3人と、倒れたボラさんのお知り合いの方3人の6人で午後から夕方までの大掃除が始まりました。誰が止めたのかわかりませんが、その時既に電気、ガス、水道のすべてが止まっていました。その中でアパートの5階(エレベーターなし)を何度も皆さんが上がったり下りたりしての大変な作業をされました。
その時に現場にいた人たち4人で猫の頭数確認をしました。それで確認できたのは43匹でした。
その全員を写真撮影していただいたのですが、1匹抜けていて42匹の写真は撮れました。
(その後、隠れていた猫達が出て来て最終的にあのアパートの部屋に52匹の猫達が保護されていたことが判明しました。保護主さん自身、猫の数は把握していませんでした。)
その場に参加した方が2万円分のフードを買ってくれましたが、一番安い大袋48キロ買えましたが、それが1週間も持たない状況でした。また砂も必要でした。皆さんがそれぞれ必要な物を自腹で出し合って購入していましたが、それも限界があり、遠方で駆けつけることが不可能なことでSNSでの発信担当をしていた私が物資の寄付を募ることになりました。
そのことによって、キャットフードと猫砂やおよそ1か月分の確保ができ、現在は物資のご支援は一旦止めております。
金銭的にもいろいろかかっております。個人ボラさんとお付き合いがなかったボランティアさんお二人は大阪でも市外でした。どちらも保護っこたちを抱え、フルタイムでお仕事されている中で、週1で現場に通って猫たちの管理をされています。日々のお世話は個人ボラさんのお知り合いの方達3~4人でローテーションを組み、1日1回、現場で猫のお世話を続けています。
寄付も募るようになりました。猫達をレスキューしていくにあたり、搬送費用、キャリーケース、託す団体によっては初期医療費などを支払うことになると思いますので、この案件専用の寄付口座を用意して、寄付を募っております。寄付はディ・アンクが集めていますが、そのまま現地ボラさんの口座に全額振り込むようにしています。収支報告は、この案件がすべて終わった時に現地で指揮をとり、寄付の使い道を決めているボランティアさんが出される予定です。
最初に現場に6人で入った時に、私が声かけたボランティアさんたちがそれぞれ1匹ずつ、計3匹を保護しました。その中の1匹はてんかん持ちの子でした。その後、SNSで私とつながりがあった社団法人様が体調が悪い4匹の猫を引き取ってくれました。疾病専門の団体様なので、医療をきちんとしてくれています。
その後、猫達は個人やボランティアの方に引継ぎを順番にしています。
個人ボラさんに猫を託した人たちからも数名連絡が来て、猫を返却できる人には返却しています。
個人ボラさんは、猫中心で猫命で生活してこられた方なのですが、たった一人で52匹(生存は51匹)もの猫達を保護し続けていたわけです。これはかなり問題だと思います。お金に余裕があるわけでもなく、賃貸のアパートでいろいろ問題が浮上しております。
猫たちは元々体調が悪かった猫以外は、皆元気そうで痩せてもおらず、悪い状態ではなかったので、しっかりお世話されていたのはよくわかります。繁殖した形跡もないため、避妊・去勢もしっかりされていたと思います。それもあり、私自身は多頭崩壊という言葉はこの案件は使うのを避けております。
私は、現場のボランティアさんたちと、更に個人ボラさんのお知り合いの方達複数と、個人ボラさんの唯一のご親族(県外)と、猫を彼女に託した人たちと、更に彼女の担当の福祉関係者と常に連絡を取り合い、現状確認をしながら、嘘偽りなく発信を続けております。
彼女が今後猫を1匹も同じ住居では飼育できないこと、保有すらも許されない事、また彼女には生きものを飼育するような経済的余裕は一切ないことなど、いろんな事情を把握したうえで、彼女に猫を全頭手放すようにお話させていただき、所有権放棄の同意書にも病院の医療従事者同席の上、署名捺印していただきました。
しかし、このままでは猫たちは保健所送りになるのは確実なので、なんとか早急に全頭レスキューできるように必死で動いております。
私の本業はプロのライターです。でも、この案件に関わってから、ライターのお仕事は休業を頂いており、猫達を助けるためにあちこちに連絡をしております。また発信を続けております。
里親募集あるいは、団体様の引継ぎを強く求めております。
猫たちにとっては、かなり深刻な状況です。それは日に日に強まっております。
県外の唯一のご親族の方は1匹も保護ができないとはっきりと言われております。
なんとか、行き先が決まり引き継いだ猫達と、現段階でお話が進行中の猫達もいますが、まだ14匹がなんのあてもなくどうなるかわからない状態にあります。
その後、アパートの管理センターから通告の手紙が届いています。
その詳細は、下記リンク先に書いております↓
どうか皆様もお力をお貸し願えないでしょうか?
個人ボラさんが誰かという推測や、憶測は不要です。
誹謗中傷が始まってしまうと、猫達を助ける作業も止まります。
私もですが、現場で実際に動かれているボラさん達全員が今回の件は思いがいろいろあります。
でも、今はその思いを全員が封じ込めてただひたすら猫達全員を助けることに集中しております。
いろいろ皆様も思われることがあるとは思いますが、どうかグッと堪えて下さい。
憶測、誹謗中傷などいろいろこの件でマイナスな事は言わない、書かない、伝えないでください。
猫達のレスキューだけに集中させていただければと心から願います!!
ただし、レスキューに関しての拡散はお願い申し上げます!
それもあり、一番最初に書いて、連絡先を直接書いてしまったことで規則違反となりここで下書きになってしまったこの文章をもう一度見直し、書き直しました。
里親になれる方、助けられる団体様、そのご連絡のみお受けします。
里親募集は下記リンク先に載せております↓
https://www.neko-jirushi.com/foster/152244/
尚、里親になれる個人、あるいは助けられる団体様に関しては、二度と同じことが起きないように適正飼育ができるかという確認は必ずさせていただきます。
宜しくお願い申し上げます。
※何故、山口県下関市の私がSNSでこのことを発信しているかという疑問があると思いますが、この個人ボラさんにかつて搬送ボラをしていただいた恩があること。更に、このボラさんと直接連絡を取っているのが私であるということ。また現地で動いているボラさんは猫達のことで忙しすぎて十分に時間がないこと。更には万が一誹謗中傷が起きた時のために、私が声をかけ現地で動いてくれることを頼み善意だけで手伝っているボラさん達を巻き込まないように私が壁になるためです。以上。
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