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9月半ばに私の不注意から脱走させてしまったくーちゃん
探偵さんに依頼し、色々な方にご協力いただき、死に物狂いで捜索して、10月半ばに保護することができた
そして12月にはレントゲン、エコー、血液と一通りの健康診断をして、そのときは異常がなかったのに…
1月からいきなり食欲が落ちた
病院に連れて行くと、「胸水が溜まってます」とのこと
うちに顔を見せたのは約1年前
かわいい野良猫ちゃんが来てる!とご飯を与えてしまい、ご飯を与えちゃったなら里親を見つけなきゃ、と探し、「引き受けてもいいよ」という方が見つかってから捕獲器を設置して捕まえた
しかし、検査で猫白血病が発覚
初めて猫白血病について調べて、あまりの内容に大泣きしたっけ
当時、既に成猫で陰転は望み薄だった
里親候補の方には辞退をいただいたから、我が家の余ってるお部屋で他の猫ちゃんと隔離して飼うことにした
何度も何度も、この子は猫白血病だから、きっと3年以内に死んでしまうというお医者さんの言葉を復唱していた
覚悟していたはずだった
でも、やっぱり胸水が溜まってるって聞いて泣き崩れてしまった
覚悟なんて無理なんです、という先生も悲しそうな顔をしていた
ねぇくーちゃん、うちに来てから半年は、わたしに対して心を開いてくれなかったね
家族のひとりにはひと月ほどで懐いたけれど、捕まえたわたしは怖かったよね
でも半年かけてゆっくり慣れてもらって、初めてわたしのお腹に乗ってふみふみしてくれたときはちょっと泣いたんだよ、知ってるかな
その矢先に脱走させてしまって、ごめんね
本当にごめんね もしかしたら脱走のストレスが引き金になったのかもしれない
ごめんね、くーちゃん
猫白血病のリンパ腫に治療法はない
ただ、痛みや苦しさを緩和してあげる対症療法をしましょう、と先生からはお話があった
1/13に判明してから、毎日病院に通って点滴をし、抗がん剤のプロトコントロールも始まった
抗がん剤は副作用も少なく、少しの間だけ、以前のような生活に戻れるらしい
そうだったらうれしい
今日やっと腫瘍が少し小さくなり、本当に久しぶりにご飯を食べてくれた
ご飯を食べて、服薬もできたら、明日は病院に行かなくていい
できれば行きたくない 毎日の通院はかわいそうだ
病院の診察台で必死にわたしの腕に顔を埋めるくーちゃんを見て、毎回、保護当初の威嚇を思い出す
いつの間にそんなに信頼してくれるようになってたの?
わたしでいいの?
通院怖いよね、ごめんね
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がんばって、は言えない
あれほど毎日言ってた長生きしてね、も呪いのようで言えなくなった
ただひたすら、苦しみも痛みもないといいと思う
くーちゃん、愛してる 大好きだよ
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