昨年の12月、養老孟子先生の飼い猫、まるちゃんが亡くなったとのことです。
養老先生とまるちゃんのドキュメンタリーは昨日の放送を含めて全5作(来週、最終回放送で全6作)。
最初のネコメンタリーは他の出演者と違い養老先生だけ異例の2作、さらにその後も番組タイトルを変えて3作が放送されました。
第4作の秋編でまるちゃんが倒れた、という内容から覚悟はしていました。
養老先生はNHKでも紹介されている通り、「現代日本の知の巨人」です。
短い言葉でものごとの本質を鋭く突く。
頭の悪い人は簡単なことを難しく言うけど、頭の良い人は難しいことを簡単に伝えられます。
養老先生とまるちゃんから学んだことは。。。
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過度な期待を抱かないこと。
期待とは、悪く言うと将来の欲です。
●こうあってほしい
●こうあるべきだ
●だからこうあらねばならない
私も若い時はそう考えがちでした。
若さゆえの過度な承認欲求です。
●仕事で認められたい
●好きな人には好かれたい
●嫌いな奴は打ち負かしたい
ただし、結果は必ずしも思い通りにはいかない。
成就すれば幸せ絶頂、失敗をすれば挫折と憤りに苦しみを覚えてしまう。
この番組から学んだことは期待(結果)を先にたてず、目の前にある事実をありのままに受け入れる。
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ネコは死を恐れない。
私は死を恐れている。
私は自分の死だけではなく、クロノスとマーベルの死も怖い。
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クロノスとマーベルにはもちろん長生きしてほしい。
こんな期待を抱いている毎日。
養老先生はまるちゃんとのお別れをどう考えたのだろう。
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最終回の第6回は来週、2月5日(金)の午後11時15分から放送されます。
期待値は大きいほどにショックも大きいんだろうなあ。
養老先生から学ばないといけません。
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NHKのネコメンタリーは傑作揃いです。
ネコと作家の日常を描いたドキュメンタリー。
養老孟子、村山由佳、角田光代、吉田修一、保坂和志、柚月裕子、まだあったかな?
DVDも発売されていますが、たまに再放送されます。
ぜひ見て欲しい番組です。
最後に、まるちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ご愁傷さまでした。
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