ぐちゃぐちゃに入り混じる気持ち

2021年2月24日(水) 2021-02-24T20:07:39+09:00

• 自分のこと

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それは昨夜、降って湧いてきました。







里親さまから交通事故に遭った猫を家に連れ帰った。と連絡が来ました。





職場の駐輪場に倒れている猫をスタッフさんが見つけ、更に違うスタッフさんが動物病院に連れて行ったのだそうです。





病院では低体温とレントゲン検査で顎骨折を指摘され、膀胱破裂の可能性もあるけど今後どこまで関わりますか？と問われ、答えに窮しそのまま連れ帰って来たそうです。





で、里親さまが家に連れ帰ることになり保温したところ頭が持ち上げられるようになった。との連絡でした。





この日、私はお昼にまみちゃんのお見合いをしてから、まみちゃんの経過観察の為に近所の獣医さんに行き、その後に先週手術を受けた猫さんの経過観察に交通事故に遭った猫を連れて行った獣医さんと同じところに行っていました。





途中でLINEに連絡が来たのは気付いていましたが、近況報告だろうと勝手に判断してバタバタしているのを言い訳に確認を後回しにしてしまいました。





ひと段落してから開けてビックリ‼️




慌てて返信しました。電話を繋いで貰って状況確認。
猫は自力で動こうとし始めている。
丸々としていて人懐っこい。
ゴハンを口元に出しても食べようとしない。


保温状態の確認や出血の量の確認。腹部を触ると痛がるかなど聞きながら、温かい糖水を飲ませられるか？飲んでも吐かないか？口の中に血塊が無いか？など伝えているうちに、耳カットがあるけど爪の手入れがされている事が分かり…。





飼い猫さんの可能性が高まっていく。





とりあえず警察署に連絡して迷子届けを確認して貰うも出ておらず。保健所と愛護センターは閉まっているので、明日の朝一で連絡をお願いして保護場所である職場にもポスター掲示をして貰うことに。





糖水は飲めたけど身体が冷たく感じるとの事なので、低温やけどに気をつけて保温を強化して貰い、眼に付着した血液は洗い流すようにお願いし。





いつもニコニコととても朗らかな里親さまですが、本当に肝が座っていて取り乱す事なくご家族さまと協力して次々と行動に移して下さいました。









私自身、保護主さまが骨を折って繋いで下さった猫を譲り受けながら、次々と他所の猫さんを家に上げて治療やら譲渡やらをしている事を申し訳ないと思っていました。我が家の猫たちの為だけに時間と手間を注がない事を保護主さまに対する不義理だと思っていました。それを受け入れ、応援して貰える事にひたすらに感謝していました。





だけど。





里親さまが、家の子じゃない猫さんに対して心を寄せて行動してくれた事。その時、真っ先に私を頼って下さった事が本当に嬉しく思いました。
家の子が大切で大好きだからこそ、目の前の傷ついた猫さんを放っておかなかった。





家の子が可愛くて本当に大切だから、家の子に精一杯の愛情と時間をかけて大事にする。のは正しく真っ直ぐな気持ちだと思います。






でも
それでも







可愛い家の子と同じ猫に対して心を寄せてくれた事が嬉しいと思ってしまいました。
同時に、決して見通しの良くない猫を前にしんどい思いをしているであろう事が、申し訳なくて仕方がない。もしこれが家の子だったら。って考えるだけで凄くえぐられているんだろうな。そう思うと切なくて仕方がない。






我が家の猫の保護主さまも、こんな風にグルグル回る気持ちを堪えて私を応援してくれていたのかな？頑張れ！って言ってくれていたのかな？












長い一夜を踏ん張ってくれた猫さんは、市の保健所から傷病猫として扱って貰えて市内の獣医さんが預かって下さいました。(私は昨夜、里親さまに傷病猫の話をすることが出来ませんでした。そう言う枠があると知った上で断られたら余計に凹むんじゃないかと思うと、既に頑張り過ぎる程に神経をすり減らしている里親さまにどうしても言い出せませんでした)





今、預けて来ました。





と連絡が来た時、心底ホッとしました。それで猫が助かると決まった訳でもないのに。里親さまが看取らずに済んだ事に安堵してしまう、情け無い私がいました。






嬉しい
申し訳ない





他の猫さんに目を向けてくれて嬉しい
他の猫さんに心を痛めて申し訳ない





ぐちゃぐちゃに入り混じる





それでもやっぱり、嬉しい。


私が毎日うんち拾って育てた猫たちが、里親さまの背中を押してくれたから。どうしたって嬉しい。










＊この猫さんは怪我をしていたから、耳カットしてあっても保健所が動いてくれました。市の保健所も県の愛護センターも野良子は引き取りません。
耳カット=野良子が浸透して来ている今、道行く人も野良子と認識することが多いと思います。それ故に、拾っても届け出をしなかったり見かけても迷子の可能性を考えずに通り過ぎられてしまったり。獣医さんも野良子前提で話をしていました。
耳カットの入った飼い猫さんは脱走したら圧倒的に不利なんだと、改めて強く思う私がいます。