TNRのこと
おむすび家の近くに 私が2年弱前、TNRした猫たちがいます。
(その時は相談だったりお力をお貸しくださったり ありがとうございました)
TNRをしようと思ったきっかけは
こむすびたちを保育園に通園するときに
毎朝のように会い、彼らの存在に励まされたり 彼らの存在がこむすびたちにとって楽しみだったけれど 徐々にどんどん増えていっていて心配になったこと。
そして 二人が小学校へ上がると その道を毎朝通ることはなくなり、彼らのことを毎朝見守ることもできなくなるから。
(見守るって言っても、勝手に見ているだけでお世話をしているわけじゃないけれど)
その猫たちは
ある猫は姿を消し、
また 取り残してしまった賢いメス猫が新たに何匹か仔猫を産み、
顔ぶれはかわっていますが。
地域の方たちの中には そのコたちのために
段ボールで簡易のオウチを作ったり
ゴハンもちゃんともらい、
それぞれが 思い思いの名前で呼んで
外猫ではあるけれど 見ていてくださっているそうです。
(その地域に住んでいる ママ友に写真を見せてもらいました)
最近のボスファミリー
少し前の日記にも、
『ボス』率いるファミリー、
『ボス』『ちょび茶』『みーちゃん』『ぐあちゃん』の4にんは 以前暮らしていた地域を離れ、別のところで暮らしているのを発見し 再会した!と書いていたのですが。
その移り住んだ先では 今 家屋の取壊し→建設作業が行われています。
彼らがくつろいでいた 草むらは コンクリートの基礎型枠が作られています。
金曜日のこと
仕事の帰りに そっち方面から帰る用事があったので 普段とは違う時間帯に その前の道を通りました。
するとブロック塀の上に『みーちゃん』の姿が!
でも みーちゃん、なかなか飛び降りようとしない。
飛び降りてもなんだか 足をひきずっている…ような。
あれ、どうした?みーちゃん。
ケガしてるのかな。
と。
自転車を回れ右して みーちゃんの飛び降りた方向に向けて。
少しだけ小声で「…みーちゃん!」と。
ん?
声が揃ったぞ??
振り返ると、一人の年配の女性が。
『みーちゃん』に「みーちゃん」と。
私も『みーちゃん』に「みーちゃん」と。
ほぼ同時に声を描けていたのです。
「あ、あの猫のことです。私 みーちゃんって呼んでいて」
「私ねぇー、あの猫のこと みーちゃんって呼んでるのよ」と。
またほぼ同時に言って。
…お互いに アハハと笑いました。
「あの…失礼ですが ご近所の方ですか?」
と聞くと、ご自宅を指差されたので。
「あ!2匹のキジトラちゃん、お世話してくださった ○○さん‼️」
2匹のちびキジトラ
2019年の夏の夕方。
おぉ兄と散歩していると。
2匹のちびキジトラにゃんこきょうだいが
家の新築工事現場のところで コロコロ転がって遊んでいました。
猫大好きな おぉ兄、草むらから 猫じゃらしを抜いてきて。
そのちびにゃんこたちと遊んでいました。
公園のボラさんに聞いたら、
そのちびにゃんこたちはTNRされ、○○さんにお世話されることになってるから大丈夫よ。
ということでしたが。
おぉ兄は あのコたち 大きくなったかなぁ、元気かなぁ、って近くを通るたびに言っていたので。
少しして 公園のボラさんに会った時に聞いたら「あのコたち、工事の車にひかれて事故で亡くなったのよ」
え。
そのままの言葉で伝えると傷ついてしまうから。
おぉ兄には 事故に会ってしまったから もう会えなくなっちゃったんだよって伝えたけれど。
そのあと むぅちゃんが亡くなって。
もう会えないということは あのコたちも死んでしまったんだと わかったようです。
○○さんの話
みーちゃんの話に戻ります。
みーちゃんをみーちゃんと呼ぶようになった話、
他の ここにいる4にんの猫をTNRしたのは自分だということ、
ずっと気にしてこの道を通るたびに 子供たちと猫たちを見ていることなどを話すと
○○さんは、自分のスマホの画面を見せてくれ。
それぞれ このコはねぇー…と。
話をしてくださいました。
『ぐあちゃん』は昨年11月頃から姿を見せなくなってしまったこと。
体があまり丈夫なコではなかったこと、
あるお宅の門の上が好きだったことを話すと
「このコはなつっこいコでね、家の中まで入ってくるコだったのよ。ほらこんな。」
とエアコンの上にいる ぐあちゃんの写真。
「でもねぇ、もう全然来ないのよ…」
そして。
「私はね、この『ももちゃん』がね。かわいくてかわいくてね。
おとなしくてさー、他のコが来ると いつもゴハンを譲ってやるのよね。
みーちゃんの方が強いわよね。
みーちゃんと『ももちゃん』親娘でしょ?」
…『ももちゃん』って、ここにこういう柄のあるコですよね。
そのコ、私は『ちょび茶』って呼んでるコなんですが。
たぶん、なんですが みーちゃんと同じお母さんから生まれたきょうだいで。
ちょび茶は 男の子なんです。
「ええええっ💦おんなの子でしょう?あんなにおとなしくておだやかでかわいくて」
…えっとですね。
手術すると、耳をカットして もう手術しましたよっていうのがわかるようにしてるんですけど。
「うん、しってる。さくらねこ っていうんでしょ?
だからね、もう増えないってわかったからゴハンあげてるのよ」
…で。一般的に 元男の子は右耳、女のコは左耳をカットするんですよ。
ほら、みーちゃんは左耳。
『ももちゃん』は右耳をカットしてあるでしょう?
だから『ももちゃん』は元男の子なんですよ。
「あらー💦そうだったのぉ。私はてっきり女のコだと思ってたわ…」
そんなに可愛がってくださるのなら、オウチに入れて 室内飼いをして最期まで飼ってくださいませんか?と言おうとしたら
「それがねぇ…ももちゃん、最近来なくなっちゃって。
私、こんな年だしね。
猫を2匹亡くして もう悲しくて悲しくて。
もう飼えないから。
ももちゃん来るの、楽しみにしていたんだけど。
娘と もうももちゃん、死んじゃったのかなって話してるのよ…」
実は『ももちゃん』(ちょび茶)、
取壊し工事が始まった頃から 以前暮らしていた地域に出戻っているのです。
…『ももちゃん』、あっちに居ますよ。
ついこの前 見ました。
「あら✨そうなの!ももちゃん、生きてるのねっ‼️良かったー。
ももちゃん、生きてるのねーーー」
そのあと。
もう 子供たちが帰って来ちゃう時間だよ💦と内心ちょっと焦っている私に
ずっと繰返し∞同じような話をされて(笑)
「あらそう~、ももちゃんは男の子なのねぇー」と(笑)
でも。
私は ちょび茶が『ももちゃん』として。
他の3にんのことも気にかけてくれている方にがいること、
かわいいと思ってくださっている方がいることが 本当にうれしかったです。
おぉ兄とちびキジトラ兄弟
大急ぎで帰宅すると まだこむすびたちは帰ってきていなかったので。
おむ母は 以前TNRのときに使ったチラシの残りと ○○さんへのお手紙を書き始めました。
(○○さんのご近所の方とお話しできたときも同じようにして 猫のゴハンを買ってお届けしました)
帰宅した こむすびたち。
「なにやってるの?」
「あのね、ちょび茶のこと『ももちゃん』って呼んでて。ボスたちにゴハンあげてくださってる方とお話しできたんだー。
あ、 おぉ兄が前に遊んだキジトラのきょうだいね そこのオウチで暮らしていたんだってよ。」
「そうなんだー✨」
「ちょび茶(ももちゃん)が最近来ないんだって 心配してた。
ちょび茶(ももちゃん)、元のところに戻っちゃったからね」
小雨が降り始めていたのですが。
違う用事もあったので。
こむすびたちと○○さんのお宅へ手紙を入れに行く途中で…
「あ!ちょび茶だー」
手紙をポストに入れるだけのつもりだったのですが。
たった今、『ももちゃん』に会いましたよと伝えるために ○○さんのお宅のインターホンを押しました。
「あらー、さっきはどうもね!
今ね、娘にほらこうやってさ(とスマホのLINE画面を見せて) ももちゃん生きてるって!
ももちゃん、女のコじゃないんだってって話していたところよー(笑)」
あ、今 『ももちゃん』に会ったので。
それをお伝えしたくて。
お忙しい時間にすみません、と。
私のスマホの画像をみせると
「ももちゃん!良かった。
今 会ったの? ももちゃん、どこ。あっちのあの ●●さんの △△のところにいるのね。
そうなのー、そうなのねぇ。
工事の音、怖いものねぇ…」と。
そして。
「ももちゃん、ちゃんとゴハンもらえてるの?痩せてなかった?毛並とかどう??
大事なことなのに、わたし聞くの忘れちゃってさ」
大丈夫です、このコが生まれ育ったところなので。
ここのお宅でゴハンもらえているはずです、とお話ししました。
そして。
このコが○○さんのキジトラちゃんと遊んで ずっと気にしていた息子です、と言うと。
キジトラきょうだいが 家のなかで寛ぐ姿や可愛らしくふたりで寄り添う写真などを おぉ兄に見せてくれました。
事故に遭ってもう会えないことはわかっている おぉ兄は「もう会えないけど。幸せに暮らしといたんだね。かわいがってもらってたんだね」ととても満足して納得したのか。
さっき話したお話しとか聞いた話がまた無限ループ∞しているのに(おばちゃんなのでねー💦)
退屈した ちぃ兄が「ママぁーーー」と傘をクルクルさせて叫んで終了するまで
だまーって話をそばで傘をさしながら聞いていて。
「じゃまたね、これもご縁かもしれないからよろしくね」
「あのコたちのこと これからも見守ってやってください」のあと。
ひとこと。
○○さんに
「ありがとうございました」って。
自ら頭を下げてはっきりと言いました。
…おぉ兄。
学校での生活だと、ホントに笑っちゃうくらいダメダメばっかりで。
「怒られてモヤモヤしたら すぐ忘れるようにしてる」と豪語する彼が。
びっくりしましたが。
あー、成長したなぁと。
このコは 自分の興味や関心があることに関しては 一生懸命になるコなんだなぁと。
我が子ながら ひとつ、彼のいいところを見つけられ。
感心しました。
『銀河鉄道の夜』
帰宅すると、持って帰ってきた図工の作品を見せてくれました。
「これ。」
以前 プラネタリウムで『銀河鉄道の夜』を観て。
http://www.gingatetudounoyoru.com/index.html
怖くて半泣きだった おぉ兄。
彼は どんな事を考えながら この絵を描いたんだろうと思ったけれど。
いわゆる 『ちゃんとした』作品を キレイな形で持って帰ってくることは ない、
いつも『とんちんかん』が多い おぉ兄。
頑張ったんだと思う。
「▲▲くんの作品がすごいうまくてね、選ばれて飾られたんだよ✨」と。
悔しがるのではなく、他のコを素直に称賛できる彼。
…ママは おぉ兄のこの作品とっても好きだなぁ~。
後で ちゃんと額に入れて飾ろうね(*´∇`*)
ほんっとに素敵だなって、ママは思うよ✨
銀河鉄道に あのキジトラきょうだいや
ぐあちゃんや ちっちとぴっぴや、むぅちゃんも乗ってるかもしれないよねー
なんて話をしました。
「ほぇ?」
こら、てんちゃん!
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