兄弟オレちゃん(うなよし)のいるお空へと逝ったそうです。
2歳になったばっかりくらいかな。
オレちゃんは、ずっとのおうちへ行ってから名前がコロコロ変わっていたけれど、
ペンペンは、ずっと『ふわお』として、おうちの猫として1年半ほどを生きました。
ペンペンのそれまで
ペンペンは、私が預かりをはじめたばかりだった2年前の夏。おえーさんちに行くゆずたんの卒業と入れ替えで預かる予定だった
モノクロ4兄弟のひとりでした。
けれど預かる直前、猫避妊の際、母猫キャンディがWキャリアと発覚。
預かることはできないまま、
なんとか陰転できないのか。
子猫だけれどどこまでどうなったら陰性が確定になるのか。
なにかできることはないのか。
悪いオツムでうんうん検索、調べたり、
ネコジルシで、たくさんの情報や励ましをいただいて
いろんなサプリや、毎週インターフェロン投与へ通院。 なおさん・まわりのボラさん含め、
そのときにできると思われるコトは、
不甲斐ないながらも、
できる範囲で、すべてやったと思っています。
…結果、
当初、全4にゃん陽性だったFIVはみんにゃ陰転
(母体からの移行抗体が検出された偽陽性だったと思われる)
ノンキャリの判定の2兄弟、モンちゃん・オニちゃんは兄弟でずっとのおうちへ。
そして、
残った2兄弟、ペンペンとオレオはFeLVの持続感染が確定。
里親を募集をかけるけれども、やっぱり白血病キャリアの子猫に申し込みはゼロ。
ずっと面倒を見る覚悟で、なおさんがクラウドファンディングを立ち上げ
たくさんの里親さんやボラ仲間の方、ネコジルシでもたくさんの方々に協力いただいてクリア。
そのお金で、なおさんの仕事場のトリミング室を削って作った隔離部屋。
一坪ほどの中で、兄弟は猫生暮らしていくんだ…
そう思った頃に、なおさんの係りつけ医の院長先生が
ペンペン・オレちゃんの里親になるとの申し出があり、
先住ちゃんに白血病のワクチンを投与して待つこと1か月。
晴れて、これ以上はない。ずっとのおうちへ行った兄弟。
そして、去年の夏。 発症したオレちゃん(うなよし)が、お空へ。
「残ったペンペンは、オレちゃんの分も長生きしてね!」
ツルちゃんをお迎えしてもらうことが決まった、
つい2週間ほど前にも、「こんなに元気だって」と画像をもらったばかり。
発症してから、あまりに早く、あっという間に逝ってしまいました…
最期は、生きているのが不思議なくらいな貧血の状態だったそうです。
初めて一目見て『唯一無二』だと思った毛皮のペンペン。
2年間、精一杯生きられたかな。
幸せって思ってお空に逝けたかな。
私が、モノクロ4兄弟のタグを貼る日記を書くのは、コレで最後になると思いますが、
ペンペンとオレちゃんは、『猫白血病』という病気について、
「マサカ、ウチのコは関係ないでしょ」
みたいな感覚でいた私たちに、いろんなコトを教えて残してくれたと思っています。
ありがとう。ペンペン…
当初より、兄弟に元気玉を送り続けてくださった皆さま。
クラウドファンディングで助けてくださった皆さま。
ずっとのおうちが決まったとき、一緒に喜んでくださった皆さま。
たくさんの愛をいただいたペンペンもまた、お星さまになりました。
代わって。というほどの立場ではありませんが、
見守って、気にかけていただいて、本当にありがとうございました。
ペンペン・オレちゃんのいた隔離部屋には、
モノクロ4兄弟のママ『キャンディ』や、
都度、隔離が必要なにゃんこ達が使っています。
そして、今、なおさんのところには、
猫ハウスができる少し前まで隔離部屋の主だった、
『しろう』と言う、FeLVキャリアのコがいます。
真っ白でおっきくて元気で懐こい1歳4か月のオトコのコです。
『しろう』『キャンディ』については、また改めて書こうと思っております。
今は、
ペンペンと、お空へ逝った猫友さんのおうちのコと、そのご家族へ、
がんばったね。お疲れさま。ゆっくり休んでね。
そう祈るばかりです。
どうか、安らかに…