数日前から予兆があったのだ。
なにって、2号のクレアのサカリだ。
少しオリモノが出てたりやたらと筆者にゴリゴリ顔をこすっていたからだ。
そもそも月齢的には5月くらいに避妊手術にいく予定だった。
しかし、緊急事態宣言で筆者の仕事が激多忙となり、病院の空いている時間も減って合わなくなった。
そうこうしている内に新入りのルシアが来たので、これのワクチンと一緒に事前の検査に行ったのが先だっての病院騒動。
体重を測って心音チェックして手術日の予約をしてきただけなのに、その日中、元気が無くなった。
この時、おそらく緊急事態宣言関係の影響だと思われるんだが、手術の予約が立て込んでおり、1ヶ月以上後になった。
今月の19日の予定だ。
つまり、あと10日弱しかない。
猫のさかりは約1週間〜10日。
2度めなので少し長いかもしれない。
サカリが来ているからと言って避妊手術が出来ないわけじゃないんだが、すこし手術がヘビーになる。
時間的にはギリギリ状態でヤキモキする。
さっきまで息子の足元で3匹寝ていたはずが、気がつくと全員筆者の周りにいてちゅ〜るクレクレだった。
食べたらご満悦で3匹で遊び始めたんだが、そこでいきなりスイッチオンだ。
それ故、デスクにリードで留め置きしておいて様子を見つつ、チビはケージへ、1号のクレアは定位置に行ってもらう。
しかし、デスクでもくねくね。
さかりというのは予兆後に、なにかの刺激で急に来る。
そのせいで、先日、洗ったばかりというのも相まって、抜け毛女王と化す。
お陰で筆者のデスク用のコロコロが怒涛の勢いで減っていく。
えらいフェロモン臭なのでウエットティッシュの消費も早い。
しかし、早抜けしないと手術にも差し支えるし、ちと思案のしどころだ。
チビもメスなので、推定月齢からすると年末に手術という感じになろう。
1号のソフィアはとっくに済んでいるので問題ない。
ソフィアと言えば、元飼い主の息子が筆者の部下なので、お風呂に入れたことがあるか聞いてみた。
子猫でやってきてから2年以上、1度も洗わなかったらしい・・・。
そもそも飼い主のあの人も風呂に入ってませんし!と言っていた。
まぁそりゃ、ご病気なら致し方ない。
超子猫時代のブリーダーさんのところを除けば、筆者のところに来て初めて風呂に入れられたことになる。
そりゃ、風呂に慣れないわけだ。
猫のしつけというと少し大上段な言い方で正しくないんだが、子猫の頃からメンテナンスを含めて色々慣らしておかないと大きくなって問題を生じるというのを如実に感じる。
何しろ、ソフィアは「嫌なことは嫌!」っていう性格でかなり頑固だ。
ただし頭はいいので、うちに来てからゆっくりだが、だいぶ色々と憶えた。
根気強く教えていくしかなかろう。
小さくてあまり攻撃力の高くない動物だからこそ、子猫の頃から身の安全確保を重視し、未経験のことに対して過敏に反応するのが、猫だ。
子猫なんてカラスにすら捕食されてしまうわけで、本能に基づく当然の行動と言える。
初めてなら当然、何をされるかわからんから大騒ぎするだけのことだ。
その為、様々なことを経験させ、怖くない・身の安全は脅かさないと教えることで、人間の生活にうまく馴染んでいく。
つまり、しつけというよりも、猫の身の安全には何ら問題がない作業だということを憶えてもらう作業なのだ。
初めてで嫌がった時こそ、経験をしてもらって憶える時、と言うわけだ。
それはさかりについても同様で、来たから悪いというわけではない。
それで騒ぐのは本能だからしかたなく、いかにしてうまく対処するかが腕の見せ所だ。
本能でさいなまれている中でもNG行動を憶えてもらうという難しさがある。
さかりではお漏らし等もしてしまう為、対応の工夫が大事だ。
他、食事量が減る、下痢をするなどの症状が出ることもある。
これで怒るのは意味がない。
猫が人間に不都合な行動をしたから猫を怒るという単純思考を躾すべき問題と言える。
そもそも、人間が飼い犬に噛み殺されたという不幸な事件は国内外で年間何件か発生するが、飼い猫に噛み殺された事件というのは、とんと聞かない。
あっても、豹とか大型の猫科動物なはずだ。
犬はコマンドを入れてきちんと飼いならしていたはずでも、不幸な事件はある。
それ故、きちんと折り合い所さえ憶えてしまえば、きちんとしてくれるのが猫なのだ。
そうして共存できれば、猫も幸せ、人間はもっと幸せ、ということなんだろう。
筆者のデスクで拘束されてのびのび寝るクレア。
ルシアはケージでぐっすりだったが筆者がカメラを突っ込んだのではっと振り向く。
スマン。
暑いのか、引いたものを退けてダンボールにダイレクトに寝ている。
寝る時はリードは当然外して自由だ。
ただ、リードは伸びるタイプのかなり長くなるヤツで、普段の行動に支障はない。
最近はイスとかに絡んだのを自分で取るべく逆周りをしたりしているので、かなり賢い。
なお、ソフィアも玄関の定位置で寝るが、いきなり電気がついたので目がショボショボ〜。
スマン。
玄関のフェンスがアマゾンダンボール張りなのは、ルシアの脱走避け。
隙間に頭を入れてみたらスカスカだった為だ。
メッシュを張ろうと測っていたら、子猫の時期は短いので無駄じゃない?という息子の意見に、そりゃそうだとダンボール。
ケージやリードで管理していても、ミスがある前提でセットしてある。
何しろ、リードなしのフリーだと、野生に戻ってものすごい速度で走る。
隅に逃げたらシャーとかいって、いきなり野良猫状態回帰で驚く。
きちんと憶えてもらうまでは、一定の制限は必要であることも再認識する。
なお、ビビリのクレアはすでに憶えたので、何かの折にしかリードはつけず、普段はフリーだ。
ルシアも早くそうなってほしいもんだ。
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