通常は寝ている時間だから、動いている猫を見る機会がないためだ。
録画で猫の動きを観察してスレ立てしているようなものもたまに見かける。
猫は完全な夜行性ではなく半夜行性みたいな動きなので、いささか面白い動きをするのだ。
我が家の場合、息子が早寝をし、筆者が遅く寝て、合間が奥さんだ。
深夜のおやつを与えるのも筆者の仕事で、朝日が見えるか見えないかくらいに寝る。
ドラキュラ状態で、朝日が見えると猛烈に「寝なきゃ!」と思う謎体質だ。
この関係で、深夜の真っ暗闇で猫が何をしているのか、生で観察する日常だ。
だいたい、寝たり起きたり食べたり遊んだりと、日中とほぼ似たような動きをしている。
寝静まると、基本は寝るポジションに入って、寝る。
このポジションもかなり興味深い。
例えば、息子ラブな1号のソフィアは玄関とか息子の足元とかを巡回して寝ている。
3号のルシアは息子の股間か、腰辺りか腹の上で寝ている。
ハーネスがついているので、息子に絡んでかなりめんどくさい。
2号のクレアも、だいたい、サーキュレータの前か息子の足元にいる。
これが深夜になるとにわかに動き出す。
まず、クレアが筆者の所に来てデスクでちゅ〜るクレクレが始まる。
すると、振り向いたら残りの2匹が待機している。
夜のおやつをあげると散開だが、元の場所で寝るというわけじゃない。
それぞれ別に、寝たりトイレに行ったり、筆者の足元にいるなど、昼間と変わらない行動を取る。
この時、派手に遊び始めることもあるんだが、筆者に怒られるので基本はやらない。
ひと息つくと、まためいめいの気に入ったポジションで寝始めるが、最初のポジションとは違う。
例えば今日なら、おやつを食べ終わって、1号ソフィアはトイレのあたりでウロウロ、用を足すおとがする。
クレアはサーキュレータの前でなにかの悟りでも開いたかのような顔をして寝る。
ルシアは筆者の足元のPCの上で寝ている。
これらは常に一定ではなく、あっちゃこっちゃ巡回し、その時の気分で決まるようだ。
猫BOXなども多数あるが、それらに入っていることもあれば、入ってないこともある。
入っている主が違うこともしばしばある。
本当に純粋に気分で決めているというだけで、誰かのポジションを取るとか取らないとかも関係ないようだ。
なんとなく気分であちこちに巡回して、空いている所に寝る、という流れだ。
このあたりは人間的な感覚や理解からはかなりかけ離れている。
あまりきっちりしてなくて、かなりテキトーということだ。
無論、世の中には例外があるので、ここは自分の場所!ってこだわる猫もいるだろう。
それらも単純にその時の都合や力関係で決まっていくのだ。
逆に言えば、その動きでどういった関係性を形成しているのか、なんとなく理解することが出来る。
余談だが
猫というのは社会性の動物なので、1匹で飼うより複数で飼う方が圧倒的に安定する。
以前にソフィアに関した記事を書いたが、これも2匹を段階的に迎えて、ものすごく落ち着いてお姉さんになった。
落ち着いて考えれば、人間だって1人より複数でいたほうが安定するし、2人より3人の方が意見の合致を見やすい。
2人だと一見すると合致しているが、力関係が強い側の意見だけが通る状態で不適正になりがちなのだ。
これがリンクしない3名だとかなり安定するわけだ。
犬猫1匹で飼われている方は、できるだけ複数にすると楽ちんだと憶えておいてほしい。
餌代や医療費の負担増なんて軽く消し飛ぶほど、トータルメリットは大きい。
世の中の理解はあまり進まない案件であるが、世の中の認識と現実のギャップみたいなもんだろう。
また、複数いて相性が猛烈に悪いということもあまりない。
最初は激しい喧嘩しても、どこかで猫同士折り合うものだ。
うちの1号のソフィアなんてどうなることかと思ったが、3号を迎えたら猛烈に安定して、2号だけの時より遥かに具合がいい。
他猫がいてストレスが〜みたいな話をしばしば見かけるが、全部が飼い猫の場合は、それは一時的なものなんだろう。
無論、何事も例外があって、いつまで経っても排他的な猫も実在するのは、まるで人間社会のようだ。
そういった、人間と似たような性質を示すのも猫が人間社会に溶け込む素養と思う。
ものすごく慣れて毎晩、息子の布団で寝るルシア。

基本的にだいぶ賢いらしく、NGをだした行動は限りなく慎む。

知り合いから引き取った1号、野良を引き取った3号がかなり聞き分けがいいのが謎。
ちなみに脱肛気味だった*の具合はかなりいい。

筆者のデスクで、筆者の手やマウスに手を添えたいクレア。

サカリもピークを過ぎ、栄養状態が悪化しているのでこまめに補給している。
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