ヤモリ

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子猫と夏の暑さ
2021年7月16日(金) 224 / 2

筆者が子猫をすごいと思うのは、その生活力だ。
犬だと、子犬は明らかに子供で心もとない状態だし、人間なら中学生くらいにならないとかなり不安な状態だ。
しかし猫の場合、2ヶ月位でも小さい猫、3ヶ月もするとだいぶ普通に猫で、単純に小柄な状態という感じだ。
もちろん、子猫なりの活力とか行動とかは見られるものの、大人と遜色ないような聞き分けも見せる。

しかし、筆者が家訓としてそういった子猫に絶対に言わないように家族にも制限する言葉がある。
小さくて可愛い状態だと、つい、その大きさのままでいいのにと思いがちで、その系の言葉をかけてしまうものだ。
「ずっとそのままならいいのに〜」
ところが、これが言霊になり、子猫が急死してしまうことがある。
筆者的には絶対的に、禁句している。
やはり動物好きの筆者の母親が子猫の頓死を経験し、禁句にしていたものを守っている。

人間でも突然死というものがあるが、猫にもある。
小さい猫状態で問題ないように見えても、中身は子供だ。
なにかの病気、先天的なもの、心臓のスタックみたいな突然押し寄せるものを避けるのは難しい。
これらは理不尽なほど、ある日、急に押し寄せることがある。

例えば、暑さひとつとっても、子猫は環境の熱影響を受けやすい。
一定以上暑ければ熱中症になるが、これは頓死に至る可能性が高い。
この時期だと、部屋の冷房をどうするか?みたいな話になると思うが、冷房嫌いなのを理由に熱すぎる状態を平然と維持するのはやめてほしい。
小さい=体積少ない=環境の温度影響を受けやすいのだ。

先日も、商店街をウロウロしていたら、小さい犬を日中に散歩しているご婦人がいた。
ああいうのは本当にNG行動だ。
犬は飼い主と散歩に行けるから嬉しいし、トイレ云々もあるから喜び勇んで出かける。
しかし、地面から低い体高の犬で毛むくじゃらなら、地面の温度や照り返しでかなり灼熱モードだ。
下手をすると足を火傷、熱中症でだいぶ具合悪化する。

猫も同様で、大人猫ならある程度は自分でなんとか出来ても、子猫は厳しいのだ。
なお、熱中症を治す薬は無く冷やすしかないが、機能障害を生じたら不可逆で異常をきたす。
車の中に放置みたいのは、絶対に駄目だ。
車中なら、30度の気温で30分も放置すれば50度以上に上がるので、確実に死ぬ。
熱中症は頓死の大きな原因なのだ。
タンパク質が変性してしまえばアウト出し、それ以前に機能不全を起こす。

とにかく、小さいという事で生じる、我々とは異なる現象をよく把握しておくべきだ。
なぜ寒い地域の動物は大型化するかと言えば、温度影響を低減するためだ。

同様に、感染ひとつとっても、親の免疫が薄れる2ヶ月以降は注意が必要だし、小さいので些細な毒物でもやばい。
毒物・薬物の適応は体重比率で影響が出る。

余談だが、こういった暑い時期は、部屋の中に涼しいところと程々のところを作っておくとよい。
猫が勝手に温度を見て、適宜移動して体温維持を図る。
うちだと、クーラーは長毛種のクレア用に寒めに設定してあり、アルミの低いテーブルにクーラマットをしいてある玄関側はだいぶ暖かめのまま放置している。
短毛種のソフィアは玄関とクーラー下を激しく移動、長毛種のクレアはサーキュレーターの前と床と猫ボックスを巡回して寝ている。
一方、チビ猫のルシアは、寝る時は息子の布団やマットの上と、比較的温度が保てる場所にいる。
小さくても、そういったのはしっかり対応しているのがすばらしい。

このように猫の特性や毛の長さ、体重などで、動きは大きく変わるのだ。
セーターを着ているような状態だからこそ、こういった調節が可能な環境が必須といえる。
猫の耐久性は体重がキモ、子猫は2ヶ月以降、しばらくは注意と憶えてほしい。

玄関の比較的温めな所で爆睡するソフィア


一方同時刻にはコレダ。



最近のルシア



我が家に来て間がない頃のルシア



だいぶでかくなったことが解る。
顔つきもかなりおとなになった。
わずか1ヶ月ちょっとですごいことだ。
子猫の成長って、本当に凄まじい。
餌もたくさん食うしウンコも立派なので、デカくなるのが楽しみだ。
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でぶちゃん 2021/07/16

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