まだ涼しい時分には筆者の枕元ですやすや寝てたんだが、暑い今どきとなるとそうもいかない。
いくらもしない内に床から逃げ出しどこかへ消える。
まぁ、そりゃあたり前のことだから大して気にもしない。
しかし、無事に部屋に解放になった3号のルシアと一緒に、筆者の寝床と息子の寝床を行ったり来たりしている。
筆者のベッドの気温がだいぶ寒く、息子の方は温かめだからだ。
この時期だから、居やすい温度の場所を転々としながら寝床を変えるのは猫の習性である。
その為、寝る時に筆者のデスク周りにいないと、そのまま床に上がって寝てしまう。
ところが、だ。
これが大きな鬼門になる。
筆者がまどろんでいる間、ちびねこは自力で無邪気にベッドに上がってきて筆者の枕元やら足元やらウロウロして収まりのいい場所を探す。
クレアはと言うと、自分では上がってこず、ひたすら筆者を呼ぶのだ。
いつものキュルキュルニャーンを繰り返して、迎えにこいと鳴きまくる。
仕方ないので、眠い目をこすりつつ小脇に抱えて床にはいる。
当然、暑いから程なくして飛び出していく。
この不毛なサイクルをしないと、ご不満なのだ。
ルシアが筆者にベタベタしている時はヤキモチを焼いて、これを数回繰り返す。
自分で布団に来ればいいのに、と思うんだが、筆者が迎えに行くのが喜びのようだ。
筆者が布団の中でしつこくして、それを振り切って逃げるまでがお約束というやつだ。
どっちやねん!とツッコみたくなるが、それが猫・・・。
そのくせ、朝になって腹が減ったルシアが筆者を起こそうと騒ぐと、無視して寝ている筆者の横に来てパフパフ起こす。
ルシアを毎日ペロペロとグルーミングするのも相変わらずだ。
それだけかわいがっているのに、なにかこう、ヤキモチは焼くようだ。
なお、ご不満だと翌日、長いこと寄り付きもしなきゃ相手にもしてくれない。
このへんの猫心というか乙女心と言うか解りにくい感じは、苦手な方にはさっぱり解らないだろう。
よーく観察していると、ソフィアにしてもクレアにしても、遠慮して取る行動や気遣い、ヤキモチなど、まるで人間みたいな繊細さを見せる。
それを慮って対応してあげるかどうかで、猫の信頼度が上がるような気がする。
人間でも、この人はわかってくれているんだという信頼感があれば、安心して一緒にいられるのと同じような事なんだろう。
ちゅ〜るよこせ攻撃

なんだかんだ、仲が良い。


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