選手も関係者のみなさんも大変だったことだろう。
本当にご苦労さまだ。
そう言えば、前に筆者がアップした話に関係する記事が出ていた。
↓↓↓↓
英国では330匹以上の猫が未知の病気で亡くなりました・2021年8月6日
More than 330 cats have died in the UK from an unknown disease
https://earth-chronicles.com/science/more-than-330-cats-have-died-in-the-uk-from-an-unknown-disease.html
英国では、少なくとも330匹の猫が未知の病気で死亡したとSky Newsは書いています。これは、Royal College ofVeterinaryMedicineを引用しています。
科学者たちは動物の正確な死因を確立しています。暫定版によると、猫の死は、以前に撤回されたフォールドヒルフーズのペットフードから来た可能性があります。専門家は、病気の四肢の正確な数を示すのは難しいと感じました。専門家によると、死因の1つは汎血球減少症である可能性があり、汎血球減少症ではすべての種類の血球が欠乏しています。この病気はペットに合併症を引き起こし、時には致命的です。
英国の獣医によると、診療所に入院した動物の死亡率は63.5パーセントでした。さらに、実際の死亡者数ははるかに多くなる可能性があります。飼い主は警戒するように促され、大多数の人が猫を検査のために遅く連れてくることを思い出させました。イギリス人はこのブランドの食品の使用を控えるように求められました。
6月、Fold Hill Foodsは、低アレルギー性のキャットフードのバッチをリコールしました。一部のパッケージでは、収穫前または収穫後に作物にマイコトキシンが増殖していることに気づいています。
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該当するキャットフードは下記を参照して欲しい。
↓↓↓↓
深刻な病気との潜在的な関連性についてリコールされたキャットフード–どれですか?
https://veterinarian.news/cat-food-recalled-over-potential-link-to-serious-illness-which-news/
商品の該当シリアルナンバーがあるので、お買い求めの方はしっかり確認して欲しい。
しかし、症状から察するに、ネギ類などの原材料が混入したという可能性がある。
よくあるカビ毒などではこの症状ではないからだ。
そして、もう1つ、筆者怒りの話が下記だ。
↓↓↓↓↓
100万円のペットを飼育放棄――問われる飼う人のモラル、免許制を導入すべきか 8/8(日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/af3d8a954a964fb00f4cbc5ed9dd3bcde4c74a26
ぐぬぬぬぬ。
本当に腹立たしい。
なんでこんなにアホが居るのか、誰か教えて〜。
イギリスやドイツは犬の先進国なんだが、かなり厳しいルールでやっている。
以前から述べているように、こういった法規制は極めて重要だろう。
しかしだね、現行法の理解というものがまず大前提だ。
動物愛護法というものがあるのは知っていても、それがなんだかよく解らんとか、読んだことがない方が多かろう。
上記でもすこし話が混乱している。
そもそも論で言うと、国内法であるところの改正動物愛護法は、主に取扱事業者向けに規制されているものだ。
飼い主云々の規制は、都道府県の動物愛護条例で定められているし、罰則もある。
これらの条例はどこの都道府県でも筆者が見る限りは、若干のローカル性もあるようだが、ほぼ似たようなものが採用されている。
まず、動物愛護法。
↓↓↓↓
動物愛護管理法 環境省
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/index.html
法律プラスαの政令、省令、告示が下記
↓↓↓↓
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/nt_r010619_39.html
動物の愛護及び管理に関する法律(昭和四十八年法律第百五号)
施行日: 令和三年六月一日
(令和元年法律第三十九号による改正)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=348AC1000000105
令和元年6月に改正された動物愛護管理法に関する情報はこちら(一部未施行)
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/revise_r01.html
動物愛護法ってどんな法律?今さら聞けない基本や改正の6つのポイントとは 2020.02.28
https://www.docdog.jp/2020/02/magazine-dogs-s-y-2494.html
↓その前↓
2019年6月 改正動物愛護法 ~法改正で何が変わったのか~
https://www.eva.or.jp/actWMA2019
下記は環境省のパンフレットで、解りやすい
↓↓↓↓
「動物の愛護及び管理に関する法律のあらまし 令和元年改正版」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/r0210a.html
動物の愛護及び管理に関する条例が下記。
↓↓↓↓
東京都動物の愛護及び管理に関する条例
https://www.reiki.metro.tokyo.lg.jp/reiki/reiki_honbun/g101RG00003637.html
大阪府動物の愛護及び管理に関する条例
https://www.pref.osaka.lg.jp/houbun/reiki/reiki_honbun/k201RG00000574.html
お住まい地域のものは「◎◎県 動物の愛護及び管理に関する条例」と検索していただければ出てくるはずだ。
当たり前だが◎◎には自分が調べたい県の名前を入れて欲しい。
最低限、上記のあらましと下記の地方条例だけは目を通しておくべきだ。
普段、何気なく会話に出ているものでも違法行為というのは実在する。
なお、こういったのもある。
↓↓↓↓
地方自治体動物虐待等通報窓口一覧
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/3_contact/reportcruelty/
前にも書いたんだが、激しい動物虐待から人間への加害につながるという事例が多い。
逆に言えば、元々、加虐嗜好を持っていて動物で飽き足らずにエスカレートするケースだ。
したがって、怪しい死亡事例等が生じれば、迷わず通報していただきたい。
また、犬猫飼養の基本というものは、今どき、どこを見ても出ている。
下記なんて解りやすい。
↓↓↓↓
子猫のへや
https://www.konekono-heya.com/index.html
問題は、こういった常識的なことをきちんとする人は、そもそも問題を起こさないことだ。
貴様は全部読むまで絶対に許さん!というような奴に限って、絶対に読まないし、確実に問題を起こす。
つまり、根本的に意識が欠如しているのだ。
違法でも罰則がなければ悪びれないし、法律がないなら違法じゃないとうそぶく。
このような手合には罰則が最も効く。
実名と顔写真を晒して罰金などの実刑みたいになれば、確実にやらなくなる。
議員立法でも、厳しい罰則を付加して欲しいものだ。
何しろ、案件は命に関わる問題だ。
無責任に対応して他人に迷惑をかけて悪びれないなど、言語道断である。
こういった輩のために何人のボランティアさんが暑い中、汗を流しているのか。
最低、多大な罰金で活動費に当てるなどするとよかろう。
また、このように法令が複雑化するのには理由がきちんとある。
ひとつは、国で定める法律は刑事罰を除くと業務関連にまつわるものが主で、憲法でも人々の財産等に対し一定の保証をしていることが背景にある。
そして生活にまつわるものは主に都道府県や市町村など、身近な自治体で対応することになっている。
行政ごとに所管が異なるから、微妙に混乱しやすい。
今回のコロナ禍でも、対応のメインは地方自治体と法律で決まっているんだが、案件の大きさに鑑みて国が強く対応している関係で、どこに責任があるのか混乱しやすい状況だ。
同じようなことが、ペットの世界でも言えるのだ。
それともう1つ大事なことは狂犬病への対応だ。
↓↓↓↓
狂犬病
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/
狂犬病に関するQ&Aについて
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html
狂”犬”病だから、猫は関係ないやと思ったら大間違い。
↓↓↓↓
狂犬病予防法(昭和二十五年法律第二百四十七号)
施行日: 平成二十八年四月一日
(平成二十六年法律第六十九号による改正)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC1000000247
以下、抜粋
(適用範囲)
第二条 この法律は、次に掲げる動物の狂犬病に限りこれを適用する。ただし、第二号に掲げる動物の狂犬病については、この法律の規定中第七条から第九条まで、第十一条、第十二条及び第十四条の規定並びにこれらの規定に係る第四章及び第五章の規定に限りこれを適用する。
一 犬
二 猫その他の動物(牛、馬、めん羊、山羊、豚、鶏及びあひる(次項において「牛等」という。)を除く。)であつて、狂犬病を人に感染させるおそれが高いものとして政令で定めるもの
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狂犬病予防法施行令(昭和二十八年政令第二百三十六号)
(平成27年8月1日(基準日)現在のデータ)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=328CO0000000236
以下、抜粋
法の規定の一部が適用される動物)
第一条 狂犬病予防法(以下「法」という。)第二条第一項第二号の政令で定める動物は、猫、あらいぐま、きつね及びスカンクとする。
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【獣医師監修】猫の狂犬病とは?原因や症状、治療法と予防法、ワクチン接種を解説! 更新日:2021/04/27
https://hoken-room.jp/pet/10105
猫に予防接種をする義務がないのは、比較的、犬よりも可能性が低めだからだ。
それでも、保健所で犬や猫を引き取るルールなのは、この狂犬病対策の一環だ。
各自治体の保健所が地元の犬猫を駆除したりするのは、邪魔者を排除しているというわけではないのだ。
法的根拠があり、致死率ほぼ100%の病気から人々を守るために、このような仕組みになっている。
ほぼ、というのは、発症後は確実に死ぬんだが、わずか1例だか助かった例があるためだが、予後不良だったと聞く。
全世界の事例でわずか1だから、ないも同然のほぼなのだ。
なお、日本以外では狂犬病は普通にある為、犬猫を見かけて日本と同じノリで対応し噛まれるとかなり危険である。
実際に最も最近に日本で亡くなった事例では、海外で犬に噛まれて発症、というケースだ。
↓↓↓↓
実際に起こった「狂犬病」による死亡事例
狂犬病は犬だけの病気ではなく、人間を含む全ての哺乳類が感染し、発症すると治療法のないほぼ100%死に至る恐ろしい病気です。 2017年12月15日
https://wanchan.jp/column/detail/6188
死亡率100%の狂犬病、14年ぶりに国内で感染者…発症から10日程で昏睡状態→呼吸停止 2020.07.06
https://biz-journal.jp/2020/07/post_164850.html
なお、猫で可能性があるのは下記。
↓↓↓↓
猫に噛まれた時に感染してしまう5つの病気
https://nekochan.jp/disease/article/871
筆者的には破傷風が気になる所で、きちんとワクチンを打っておきたいものだ。
当然、狂犬病もあるんだが、上記の記事にある噛まれたらアウトというのは間違い。
実際は、噛まれて潜伏期間の後、発症すると致死率100%だ。
それまでの間にワクチン投与をすることで、最悪の事態は避けられる。
近年、結核同様にほとんど見ない病気なことと、忘れた頃に発症する点が嫌らしい。
海外に行く場合、予めワクチン投与しておくことが重要だろう。
ちなみに、筆者は過去、海外で仕事をする機会が多かったため、済んでいる。
しかしそれも期間が過ぎると効能が薄れるため、機会を見て接種する必要もあろう。
話を戻すが、このようなリスクの高い感染症対策の上に、現状の行政の犬猫対応があり、条例やら法規制がある。
何も起きてないと問題がないように見えてしまうんだが、問題があって法規制等でシステムアップした結果、なにもないように見えてしまうだけだ。
そのせいで不勉強な人が安易に犬猫を飼い始め問題が起きるという、謎の悪循環なのだ。
犬猫を飼うなら、最低限、基本的な飼い方と飼い主としての義務くらいは頭に入れ、感染症などへの理解もしっかりしていただきたいものだ。
里親募集の細かい制限を見ても、そういった基本ができてないのが安易に貰いに来るクソ例が沢山ある事を示す。
安易な対応で自爆するだけならともかく、周囲や無関係な人にも迷惑をかける羽目になり、違法かどうか以前の話になることを理解すべきだろう。
しかし繰り言になるが、そういった事を理解するなら問題はおきないわけで、イタチごっこに過ぎない。
やはり、きちんと法規制していくべきだと思うんだがなぁ。
みなさん、どう思う?
最後に、いつものうちのねこ。
めっちゃながくなった。
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よく、さんぺーポーズで寝る。どーもすいません。
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そして決定的な下記。
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
吸いにいったか!?
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