都市伝説 - エーラさんの猫日記

都市伝説

2021年9月2日(木) 710 / 3

「海岸のテトラポットを工事で動かしたら、テトラポットの間から猫の死体が大量に出てきた。全部お腹に傷のある猫だった」と言う都市伝説をご存知でしょうか？いつだったか、ネット上でいくつか文章は違いますが、同じ内容の話を読んだことがありますし、他人から聞いたこともあります。
これは「お腹に傷のある猫の死体」=「捕獲、避妊手術、リリースされた猫(TNRされた猫)」と言う事なのです。

実は私はこの都市伝説に近いものを実際に見たことがあるのです。気分の良いものではありません、死んでいた猫たちのお腹には大きさの違いはありますが全て手術創がありました。しかも治った古い傷ではなく手術後間も無くからせいぜい２週程度でしょうか。あまりの凄惨さに私も父も絶句しました。

猫達は集めて合祀しましたが、幾つかの死体を冷蔵保存して父の知人関連の施設に剖検を依頼しました。何か伝染病だったら大変ですし。一応当該地域の保健所と警察にも届けました。
1ヶ月後に正式な検査結果が出ました。ここでは書きませんが、要するに必要な術後ケアがなされてはいないであろうということでした。
何故、その地域にあんなにも「お腹に傷のある猫の死体」があったのかはわかりません。ただ猫たちは苦しんで死んでいったであろうと思います。

ちなみにたった１匹だけ瀕死の状態で生きていた猫がいました。その猫は地元の獣医さんの尽力で助かり、のちに家猫になりました。この件での唯一の救いです。

私がTNRに反対するきっかけになった経験です。TNRは都合の良い遺棄に他なりません。

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