蘭子ちゃん、無事に虹の橋に着きましたか?
もう体は苦しくないですか?
私の蘭子ちゃんへの想いは、ちゃんと届いていますか?
今日は、蘭子ちゃんの最期を、
蘭子ちゃんが頑張って生きた証を、
自分のために記録として残そうと思って書いている日記です。
長いし、いろいろと「?」な部分もあるかもしれません。
万が一、不適切な内容がありましたら申し訳ありません。
亡くなる4〜5日前から、蘭子ちゃんはほとんど眠れていないようでした。
右に左に体勢を変えたり、ふらふらの足取りで寝床をあちこち移動したり。
夜一緒に横になっていても、蘭子ちゃんが眠れていないのは確実で。
肥大化した腎臓が苦しいのか、もう呼吸をするのも苦しいのか、原因は分かりませんでした。
強制給餌も受け付けなくなって、
ただ、そんな中でも点滴だけは気分が良くなるみたいでした。
『今日あたりかもしれない』と思ってから、蘭子ちゃんは2日も頑張ってくれました。
仕事中、見守りカメラで確認しても、蘭子ちゃんはずっとぐったりしていて。
日中は、旦那の両親が見てくれました。
蘭子ちゃんはお義父さんが大好きだったので、ありがたかったです。
最後の日、私が仕事から帰ってくると、
蘭子ちゃんは急に首を上げ、目をキラキラさせて、横になったまま手足を動かし、
私の帰宅を喜んでくれているように見えました。
だけど、そのあとすぐに、
尋常じゃない速さの呼吸に変わり、もう本当にいよいよなんだと、そう思いました。
苦しそうな蘭子ちゃんを見ていることしか出来ない状況が、とても苦しかった。
それからは、私は蘭子ちゃんの隣で、
話しかけたり撫でたりおでこにキスしたり。
蘭子ちゃんの意識は、おそらくギリギリまでハッキリしていて、
体は動かせなくても、何度も何度も瞬きを繰り返していました。
私に何かを必死に訴えるように。
そして、私は気付きます。
ここ数日、蘭子ちゃんが眠れていなかったこと。
もちろん苦しくて眠れなかった…というのは理由のひとつとしてあると思います。
だけど、もうひとつ。
蘭子ちゃんは、近づいて来る「死」に抗っていたんじゃないかと。
閉じそうな目を必死に開いて、何度も何度も瞬きをしている蘭子ちゃんの姿は、
まるで「生きたい」と言っているようでした。
そんな蘭子ちゃんを、私は、
生かしてあげることも出来ず、
逝かせてあげることも出来ず、
ただただ涙を堪えながら見つめ続けるしかできなかった。
「がんばれ」とも「もうがんばらなくてもいいよ」とも言えなかった。
そんな状況が何時間か続き、
日付が変わり、
夜明けが近付き、
私はうつらうつらしながら、蘭子ちゃんの様子を確認していて…
そして一瞬、私の意識が落ちてしまい、
次にハッと気付いたときには、
蘭子ちゃんはもうそこにはいませんでした。
左目には涙のあと。
お尻に敷いていたシートには、久しぶりに見た真っ黄色のおしっこ。
まだあたたかった。
自分に絶望しました。
最期を見届けてあげなかったこと。
あんなに頑張っていた蘭子ちゃんをひとりで逝かせてしまった。
蘭子ちゃんと過ごした時間は、最悪の形で終わってしまったと思いました。
今もずっと悔やんでいるし、
最期の最期まで、私はダメ飼い主だったと思っています。
だけど、旦那を含む周りの人達から、
私が起きてる間は蘭子ちゃんも逝きたくなかったんだよ、
私が話しかけている間はそれに応えたかったんだよ、と慰められ、
私が眠ってしまったのを確認して、
蘭子ちゃんも眠りについたのかもしれないと。
たしかに蘭子ちゃんは頑固ちゃんだったから、
「あたちからはお別れしたくない!」って、
そんなふうに思っていても不思議ではないな…なんて思ったりもして。
もしそうなら、私が悔やみ続けることは、
逆に蘭子ちゃんを悲しませることになると思ったりもして。
まぁそれも、自分を慰めるだけの取ってつけた言い訳になるのかもしれませんが…
答えは、いつか蘭子ちゃんに再会できたら聞いてみたいです。
「なんで寝ちゃったの!?」って言われたら、謝らなきゃ。
そんなふうにして、
9月8日早朝、蘭子ちゃんは静かに旅立っていきました。
最期の最期に、こじらせ女子は封印して。
本来の健気で可憐で、それでいて強い意志を持ったレディとして。
亡くなって数日は、意外に冷静でいられたのですが、
日に日に苦しくなってきました。
未練を断ち切らないと、成仏できないと聞きました。
でも、蘭子ちゃんが恋しいです。会いたいです。
蘭子ちゃんのところに行きたいとさえ思ったりします。
あと3にゃんいるので、まだまだ行けませんけど。

子猫時代から、媚び売らない系。こじらせ顔。ヤバかわいい。

ヤバかわいい成長期。

持ってこい遊び、改め、持ってきてやるから早く投げろ遊び。

こじらせ顔で上目遣い。ヤバかわいい最上級。

愛おしいの塊。
本当に大好きだった。愛おしくて愛おしくて。
そしてこれからもずっとずっとその気持ちは変わらない。
蘭子ちゃん、伝わってるかな?
最後に。
病気と闘っている全ての猫さんや大切なご家族に。
そして、その子達と一緒に闘っている全ての飼い主さんに。
精一杯のエールを。
がんばれ!
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