
桜は野良ちゃんとして生まれ、妹ちゃんと共に保護される月齢約10ヶ月まで、外での大変な暮らしをしていました。
ですがこの二人はとても懐っこく保護主さん宅へゴハンを貰いに来たときも、いつも足元でお腹を見せて甘えてくれたそうです。
なので うちに来てくれてからも、お世話をする私には直ぐに慣れてくれ、正式に譲渡して頂いた頃には家族皆に馴れてくれていました。
元々妹ちゃんととても仲良く、人も猫も大好きな子でしたので、梅ちゃんともすぐ仲良くなってくれると思っていました。
梅ちゃん自体も預かりさんの所では、他の猫ちゃんと仲良く出来る子だったと聞いていたので。。

ですが、桜を迎えてから暫くした頃から、梅ちゃんはあまりゴハンを食べなくなり、私が部屋から移動しようとすると大きな声でなき、足元から離れない様になってしまいました。。。
まだ面会させてはいませんでしたが、変化を感じた梅ちゃんは、何か不安を感じている様で。
私は悩みましたが、少しでも早く慣れてくれたほうが良いのではと思い、ガラス越しで顔合わせをさせました。
毎日短い時間でしたがガラス越しでの面会を続けて
お互いの匂いのついたタオルを側に置き、1週間過ぎた頃に梅ちゃんのお部屋に桜を入れてあげました。
どちらもとても大人しく、優しい子なので初めからケンカする事はなく威嚇も殆どしなかったのですが
常に距離を取り、お互い近寄らず。。。
お昼の間は梅ちゃんのお部屋で過ごし、夜ゴハンをたべてから自分のお部屋に戻る。。
なんとか上手くやれているのかな、と思い始めた頃に桜が突発性膀胱炎にかかってしまいました。
やはりストレスがあったのかと私は申し訳ない気持ちで落ち込みました。 ですが 頻尿で出ないのに何度もトイレに行く桜を、梅ちゃんはとても心配そうに寄り添うようになったのです。

幸い直ぐに気付いた為に桜の膀胱炎はお薬と療法食で1週間程で落ち着き、それを境に梅ちゃんと桜はとても仲良くなってくれました。
それまで夜はいつも私のベッドで寝ていた桜は、今ではずっと梅ちゃんの部屋で過ごし、一緒にゴハンをたべて、遊んで、同じ部屋で寝ています。
二階の桜のお部屋は、今は空き部屋になりました。
私のやり方がまずかったと反省と申し訳なさで情け無かったのですが、梅ちゃんが桜を心配してくれて、桜が梅ちゃんを信頼してくれて 少し時間がかかりましたが仲良し兄弟になってくれて、救われた思いです。。。

お目通し頂けた皆様、ありがとうございました。
追伸
桜が突発性膀胱炎と診断された当時、3にゃんこ達のお世話のし方に迷いがあった私はQ&Aで質問させていただきました。
初歩的な質問にもとても丁寧にわかり易く、メッセージや回答でお教え頂いた皆様、皆様にアドバイス頂いた事を日々出来得る限り実践していく中で、今、3にゃんこ達の関係性はとても良いものになっています。
この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
黒猫うめ
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