さよならサンタ…(猫なし)

2021年12月19日(日) 387 / 26

猫なし日記でごめんなさい。

誰もが一度は経験する、サンタクロースとの別れと
親の立場になってからのサンタクロースからの卒業のお話です。

それは突然やってきました。

「ママ。あっちの部屋でこんなの見つけちゃった✨」(ちぃ兄)

去年のクリスマスは新型コロナで春先に休校措置がとられたため夏休みは短く二学期は長くて 25日まで学校がありました。

だから。
日常の日々の中でのクリスマスで。
26日に車中泊弾丸ツアーで伊豆の旅、伊豆シャボテン公園からの伊豆ぐらんぱる公園へイルミネーションを見に行ったのです。

今年はどうしよっか？
「サンタヒルズに行きたい！」と。
(サンタヒルズはサンタクロースのお家のロッジがあったりするキャンプ場)
一昨年行って、テントの中にツリーを立てて。
サンタさんがプレゼントを持ってきてくれて。
キャンプワゴンの轍を「サンタさんのそりの跡だ‼️」と大喜びして…

あと何回お母サンタできるかわからないし。
「行ってみようか⤴️」ということに。

ただ今年は25日が(土)なこともあり。
サイトの予約が早いうちから埋まっていたそうで。
予約できたのは電源なしの林間サイト…

そうじゃなくても霜柱がバリッバリになるところなのに。
林間サイトかぁ…ぐっちゃぐちゃになるだろうなぁ。
しかも天気予報はまさかまさかの雨&雪マークがついて。
気温ももちろんマイナス⤵️

まじかー。
我ながら、自分の雨女加減に呆れます。
…ほんっとに高木ブー&仲本工事のカミナリ様、いかりや長介さんの「次行ってみよ～」だよ⤵️💦

でもね。
こむすびたちのキラキラした笑顔が見たいから。

いろいろ準備を進めてました。

クリスマスプレゼントをバレないように運ぶにはどうしたらいいかな、とか。
クリスマスプレゼント積んだら布団が入りきらないなぁ、とか。
テントをどうにか寒くならないようにしないと、とか。

おむすびカーにどうやったらたくさん荷物が乗るかなって。
ルーフバーつける？
ルーフキャリア欲しいね。とこむすびたちと話したり。

それならルーフバッグにチャレンジしてみよう！と。
来週は雨も降らないみたいだし、と
日中脚立にのぼってルーフバッグ乗せて荷物入れたり締めつけしたりしました。

あとは、防寒用品やその他のキャンプ道具と着替え、食べ物を積み込めば🆗っていう感じにしておけば。
週明け仕事から帰ってきてからでも大丈夫かなって。

でも。
着替えや支度がデキるちぃ兄に対して。
「その靴下、どこしまったか忘れちゃった。あれ、あのズボンどこ行ったっけ？」と
とにかくグチャグチャなおぉ兄。
「あ！あのリュックに入れっぱなしだったかも…」と裏の部屋をガサゴソ。

そこに自分の支度が終わってヒマ人していたちぃ兄が行って。
おむ母がクリスマスプレゼントを買って隠しておいたところをあさったらしい…

あちゃー💦と内心焦りながらも
「どれ？どこで見つけたの？」と冷静に聞いて。

一瞬。
だけどものすごい考えました。

ごまかす？
…それって結局はウソじゃん。

それともバラす？
…え、でも傷つけちゃわない？
もうサンタさん終わりにしちゃうの？？

じゃあ、どうする？
…んー⤵️
どっちも今じゃないと思う。
けど。

でも。
二人に言いました。
「…サンタさんなんて、いないんだよ。
もう薄々気付いていたでしょう？
サンタさんはママだったんだよ。
それもママがあなたたちに買ったプレゼント。
ママが毎年クリスマスの朝にあなたたちのところに置いていたんだよ」

二人ともまさか私の口からその言葉をその時に言われるなんてという顔で、黙って聞いていました。

「サンタヒルズ、どうする？
寒波で氷点下みたいだし、天気もよくないみたいだし。
もう…サンタさん来ないってわかっちゃったし。
行く必要あるかな？」

「…行きたいよぅ！サンタヒルズでクリスマスキャンプしたいよぅ！」

「でもさ。
確かに見つかっちゃうような場所(隠してはあったけれど)に置いてたママにも落ち度はあったけど。

まずは、キャンプで使うからしまっておきなさいって言われてたものを自分でわかる場所にしまわないおぉ兄。

それからちぃ兄はいつも余計なことして…学校でもそうだよね？思い付きのまま言ったり行動したりして、周りを傷つけたりその結果自分も傷つくことになる。(毎週のように担任の先生から電話がくる)

これを機に、それぞれ考え直そうよ」

と。なんとなく冷静に言ってはみたけど。

そんなことより。
「でもママ、あと何回お母サンタできるのかな？今回最後かもしれないな。
来年はサンタクロースなんていないよって言うんじゃないかなって思ってたから。
…なんかすごい悲しい」って。

シクシクとかじゃなくて。
エンエン子どもみたいに泣いちゃいました。

おぉ兄もシクシク…
ちぃ兄は泣くことすらできないくらいやっちまった顔して…

あと２回くらい、お母サンタしたかったな。
サンタクロースやクリスマスに夢をみていてもらいたかったな。

急に『こども』印がとりはらわれてしまったみたいで。

なんだかとっても寂しく感じて…

おぉ兄をぎゅうってしながら。
「ごめんね…サンタさん信じてたのに。
今年でサンタさんはおしまいね。
来年は一緒に買いに行こうね」

ちぃ兄はぎゅうってしたらワンワン泣きはじめて
「サンタさんはいなくても、お母サンタは来年も来てよ。ずっとずっと来てほしいよぅ」
「だって自分の欲しいものが来なくてガッカリするよりも欲しいものを一緒に買いに行った方がいいじゃない？」

「そうじゃないんだよ。サンタさんは信じることが大事なんだよ」とおぉ兄。
「欲しいものかそうじゃないかじゃなくって。起きたときにプレゼントが置いてあることがうれしいんだよ」とちぃ兄。

「ママさぁ。11月の終わりの日にパパが居なくなったんだけど。
絶対に寂しいクリスマスにはしないようにしようって思って今まで頑張ってきたんだよねー。
あなたたちに寂しい想いはさせないようにしたいって、
楽しいことうれしいことキレイなもの感動すること一緒に見たり聞いたり感じたりしようって。
頑張ってきたんだよね。
五年間、いろいろあったけど。
楽しいことたくさんだったよね…

そのうちサンタさんみたいにママなんて要らなくなっちゃうんだろうけど
あともう少しは一緒にいろんなことしたいなぁ～」って言ったら。

二人ともぎゅう～って。

「サンタヒルズ、連れていってよ」
「サンタクロースは居なくてもお母サンタに来てほしい」
「ママ、大好きだよ」

ううん。
こんなダメダメなママなのに。
必要としてくれるあなたたちが。
私の宝物だよ…

楽しい時間、うれしい時間をありがとう。

大っ嫌いだったクリスマスという日を
ワクワクする日にしてくれたことに
感謝してるよ…

でも
さよなら、サンタクロース。

もう隠さなくてもいいんだ、とホッと肩の荷がおりた気持ちになればいいはずなのに。

なんだろ。
とっても寂しい。

靴も、服も。
私のものを着られるようになり
逆におぉ兄のものを私が着られたりもするようにもなってきました。

少しずつ、少しずつ…
こういうことが増えていくんだなぁって。
改めて感じた出来ごとでした🍃

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