まみれ
兵庫県 51歳 男性 ブロック
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ねこはそんなに好きでもなかったのですが妻の誕生日にたまたまペットショップでアメショをみかけ、この子が一週間後売れ残っていたら買う約束をしました。なぜか一週間後、沢山いた中でこの子だけが売れ残っていまし...
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まみれのねことの生活 Vol.7歩いた
2009年6月24日(水)
2009-06-24T11:23:53+09:00
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元気なねこ達は毎日が運動会です。
ケープがチャロを追いかけてドドドドドッと二階まで走ります。一階へまたドドドドドッと降りてきます。その時は、上がっていった時とは逆にチャロがケープを追いかけています。我が家では大抵追いかけていた子が帰りは追いかけられています。ふーにはまだそんな激しい追いかけっこにはついていけませんがそれでも一生懸命に二人の後を追って参加しています。そんなバタバタとしている時、タイがダンボールの入り口から顔を出しました。
「ほら ほら 見て」妻がいいました。
ダンボールを見るとタイが出入り口用に開けたダンボールの穴から顔を出していました。
「うわ~ 目がパッチリ明いたタイはかわいいなぁ~」
「よ~し!!タイちゃん体重はかろかぁ」
と言って妻はタイを抱きかかえるといつものように料理秤にタイを乗せました。
「どう?」
「う~ん まだ450gのままやわ~」
「そーか ふーは日に日に重くなっているのになぁ」
「やっぱり どっか悪いんやろなぁ」
タイはみんなと同じようには遊べません。ほとんど眠っています。タイがミルクを飲むようになってから早く成長して元気にならないかなとタイが眠りから覚めた時はいつも気になってタイの体重を量ってしまいます。
「少しでも体重が増えたらいいのに・・・」
「でも こうやっておまえの手のひらで元気に動いていることがすごいよ」
「そうやね もうアカンと思っていたからね」
「あれ? でも今日はやけにくねくねしているな」
「だっこ うれしいんかなぁ」
「そうじゃ~ないよ この感じ」
「そういえば なんか うれしいと言うより『放せ』って感じかな」
「ちょっと 下ろしてみる?」
妻はタイの体重を量った後、寝床であるダンボールのお家まで連れて行ってやろうと思っていたのですが、秤からすくい上げたときにタイの動きがいつもと違っていました。
「ほれ タイちゃん これでええんか?」妻はタイをそっと床に放しました。
タイは前足で踏ん張って後ろ足を立たせようと試みているようですがなかなか後ろ足は言うことをききません。
「おっ!! タ・タイ!! がんばれ!!」
「タイちゃんがんばって!!」
「あっ!! 立った・立った!!」
「あ・あ ほらほら歩いたぁ~」
タイの後ろ足は余り機能しているようではありませんでした。そんなタイの歩いている姿に感激していた私達ですが、すぐにタイの進み方に『おやっ?』と思いました。
「あれ あ~ あかん」
「あ~ ほんまや 足だけと違うわ」
タイは一生懸命に自分の力で歩き進んではいましたが、前には進んでいなかったのです。時計周りにゆっくりと70~80cmの円を描くように歩いていました。同じような場所に何度も円を描いていました。一生懸命に。
「あ~ タイちゃんは方向感覚も壊れているんやわ」
「う~ん そうやなぁ でも 自分の意思で歩くだけリッパやでタイは!!」
「そうやねぇ 生きて元気に歩いているもんね」
「よしよし よう頑張ったねぇ お家にもどろかぁ タイちゃん」
妻がタイを抱きかかえようとしたとき私はちょっと『あれ?』と思いました。
「ちょっとまって!!」 私は抱きかかえようとする妻を止めました。
「え? どうしたん?」
「タイの様子を見てみ!!」
「見てみって・・・」
「歩いているわ」
「知ってるって!! 見たらわかるよ!!」
「違うって!! 進んでいるわ 前に向かっているんやタイは!!ほらちゃんと見て」
私達が時計周りに回って前には進んでいないということも
タイの方向感覚がおかしいということも
それはすべて私達の大きな間違いでした。
タイはちゃんと前に向かって行きたい方向に着実に進んでいました。
円の中心が一回りごとにずれていたのです。
そうです。円を描きながら進んでいたのです。
タイは後ろ足が悪く前足も完全ではありません。その為どうしても時計回りにしか進めなかったようです。元気なねこ達ならどうって事がない距離ですがタイは自分の力で着実に進んでいました。自分の体の何倍もの円を描きながら何倍もの距離にしてやっとの思いで先日覚えた『トイレ』にやって来たのです。一度しか教えていないトイレの場所もちゃんと覚えていたのです。
彼女はダンボールの中で寝たきりだったこの数日で私達の想像以上に成長していました。
それは、ほんの小さな出来事ですが私達にとってとてもうれしい出来事でした。
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ぺったん
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