その別れはあまりにも突然にやってきて。
2週間程経った今でも「なぜ・・・」そればかり考えてしまいます。
亡くなる前日までショコラと鬼ごっこをしたり、夜風にあたって気持ちよさそうに寝ていたり、夕ご飯が食べたりなくてご飯の催促をしたりと、本当に元気だったマロン。
朝、仕事に出掛ける時、マロンに「行ってくるね。ショコラをよろしくね」と話しかけたのが最後の言葉でした。
仕事から帰ってくると、いつもうれしそうに甘えた声で「ウニャ~」と鳴いてくれるのにピクリとも動かないマロン。慌ててマロンに駆け寄って「どうしたの?」と撫でた瞬間、もうマロンが生きていない事が嫌でも分かってしまいました。
止まらない涙。何度も何度も「マロン!起きて!」と叫びました。止まってしまった命の鼓動が再び甦ることは不可能だという事が分かっていても私には叫び続けることしか出来ませんでした。
数日前、動物病院に診てもらった時もどこも異常はなく、先生の話では「おそらく突発的な心臓発作の可能性が高い」との事でした。
亡くなったその夜は、ショコラがマロンの傍を離れようとせず、一晩中鳴き続けていました。
マロンの心臓が止まる最後の瞬間、苦しくなかった事だけは分かりました。なぜならマロンのあの澄んだ瞳が窓の外の空を気持ちよさそうに眺めていたままの顔だったから。
まるで時計の針が電池切れで知らない間に止まってしまうかのように、心臓の鼓動も時を刻むのを忘れてしまったかのようでした。
マロン・・・ マロンが居なくて家族みんな淋しいよ。
ショコラが毎日マロンのお気に入りだった場所の匂いを嗅いでマロンのことを探しているよ。
まだまだ当分悲しみから立ち直れないけど、どうか遠い空で安らかな時間を過ごしてね。

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