おかあちゃんこのにほいはなんですか?

福島県民のソウルフード。
いかにんじんです。

固ゆでした人参と酒でもどしたいか(スルメと言ってはいけない)を甘辛いタレに漬けたもの。
昆布が入っていない松前漬けでは?と思われる方もいらっしゃるかと。
ちがいます。
人参が太い。
そして味付けがとにかく甘辛い。
おかずやおつまみに、冬の福島にはなくてはならない料理です。
義母自慢のいかにんじん。
一族みんなこのいかにんじんで育っています。
人参の切り方、ゆで具合、タレの濃さ、からめるタイミング全てクリアしないと義母の味にはならないと聞きました。
だからこそ、おいしいと言ってもらえるまで厳しかった。
お正月にすぐに食べられるように、埼玉で作ったものを持って帰省していました。
最初は人参がおいしくない味が薄いとダメ出しされましたが、有機栽培の人参を使い、醤油と白砂糖をためらうことなく入れたら、まあまあぐらいに認めてもらえました。
初めて教わった時、義母と義姉次女が人参の切り方で大げんか。
人参太すぎるべ!
母ちゃんも相当太いよ!
またオメェはそっだらこといっで!
だからやりたくないんだよ!
結局義姉は退場し、ドキドキアワアワしながらマンツーマンで教わりました。
義母が亡くなった今でも一番緊張する料理。
気合いを入れないと作れません。
いろんな意味で思い出深いのです。
たくさん作りましたが、私はほんの少しつまむ程度。
人参も普通のスーパーで購入し、しれっとお酢ときび砂糖を入れていますが夫は気づきません。フフフ…。
いかにんじんの他に、ごぼう炒りという料理もあります。
太く切ったごぼうのみのきんぴらですが、これも厳しかった。
ごぼうが固い切り方が細い醤油が違うとみんなからダメ出し。
結果、ごぼう炒りは福島で作ることにしました。
太くやわらかいごぼうとコマツ醤油で解決します。

これがごぼう炒り。ちょっと細め。
ゴマ油で炒めエゴマと七味をかけていますが、同じものを出したらダメ出しされます。
特に七味は絶対ダメ。
七味の文化がないので、全く理解されません。
ちなみに私はずっとやげん堀の大辛。
ブレンドしてもらう時は山椒強めが好みです。
私が義母から教わった料理はこの2品だけ。
正直あまり料理上手な人ではなかったけれど、この2品だけは強いこだわりを感じました。
みんなバクバク食べるし、義姉長女はお持ち帰りするし、近所にもおすそわけするので、帰省中作り続けなければなりません。
あ、もうなくなった😨
作らなくちゃ😱💦
夢に見るほどです💤😭💤
おまけ。

群馬県太田市の現場で仕事をしている夫が、蓮田SAで買ってきたあかべこクッキー。

あかべこがプリントされたクッキーにチョコが挟んであります。
かわいい‼️
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