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10月に入りモモの体調は落ち着きました。しかし心臓のことが気がかりです。
心拍数が180から100になった原因を確かめたくて、大学病院で心電図をとりました。
不整脈でした。原因は、右心房から右心室へ情報を伝える神経が途切れてうまく伝わらない、心房は規則通り動くのに、心室はその動きに連携できず勝手に動いていることのようです。
心臓専門医の話では、心室は心室なりに働いているので、無理をさせなければ大丈夫とのことでした。
10月中旬、急に寒くなり、我が家はこたつを入れました。
モモは、こたつに入ったまま出てこなくなりました。そして食事を全然摂らなくなりました。
モモはとても神経質で、なにかあると食事をしなくなります。夏のアリ事件のときから、二度目です。
大好きな花かつお(かつお節)も殆ど食べません。
体重が、減り始めました。4.2kgだった体重が、10日後に3.7kgになりました。
近所の動物病院に連れていきました。
その頃私は、大学病院だけを当てにしてはいけないと思い、他の病院を探していました。結局、家から一番近くの病院を選びました。獣医は優秀な人で、初めからその人に診てもらえばよかったと思いました。
食欲増進剤として、「ミルタザピン」という薬を処方してもらいました。
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00067678.pdf
「ミルタザピン」は、元々人間のうつ病の治療薬で、神経伝達物質のセロトニンとノルアドレナリンの働きを良くする作用があります。セロトニンもノルアドレナリンも食欲に関わるホルモンなので、食欲増進に役立つのだと思います。モモは眼が見えなくなってからうつ状態が続いているので、それにも効果があると思いました。
ミルタザピンの効果はてきめんで、モモの食欲は旺盛になりました。
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しかし11月に入り、新たな問題が起こりました。
モモの足がふらつくようになったのです。
その時は、体重減少により体力が落ちたためだと思いました。
しかし数日後、7月のときの前庭疾患とよく似た症状が出始めました。
首が右に曲がりました。真っすぐ歩けず、トイレに行こうと思っても、反対方向に行ってしまいます。
モモの食欲不振は、メンタルなものではなく、病気と関わりがありそうです。
7月の前庭疾患の時は、獣医から脳腫瘍あるいは脳炎の疑いがあると言われました
脳腫瘍でないのは確かです。脳腫瘍であの様な症状が出たなら、一時的な回復はせず、病気が進行するからです。
脳炎の可能性があります。確認のために副腎皮質ホルモン(ステロイド)を皮下注射しました。もし脳の炎症なら、ステロイド投与で効果が出るはずです。しかし、残念ながら効果はありませんでした。
脳炎でも脳腫瘍でもない。
モモは、原因不明の病気になってしまいました。
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