生まれたら困るから
先日かかりつけの動物病院へ行ったときのことです。
私の後から女性の飼い主さんと猫が入ってきました。
私は薬を取りにいっただけで猫は連れていませんでした。
こちらから声をかけたわけではないのですが、この子が外に出てしまって、2日ぐらい帰って来なかった。妊娠してたら困るから診てもらいに来たと言われました。
私は聞いたとき、早く避妊をすればよかったのでは?と思いました。
他にも猫がいるとのことで、避妊去勢の大切さは理解されていると思います。
私の中では猫をちゃんと飼っていないイメージがその女性についてしまいました。
でも、何日か経って、それって傲慢な考え方だなぁって思ったんです。
生まれたら困るから病院へ来たわけです。
別に子猫が生まれるのを望んでいるわけでもなくて、お金がもったいないから手術しないとも言っていないんです。
ただ早く対応してなかった、出来なかっただけなんです。
なんだか、自分の思い込みが怖くなりました。
自分と考え方ややり方が違っても、ちゃんとその人なりに考え行動していることは、否定することではないなぁって思いました。
こんな風にわりと仲良く暮らしている猫たちですが、ケンカをするときも、私に怒られるときもあります。
猫に伝わるかわかりませんが、怒るとき私はいつも相手に嫌なことをすると自分に返ってくるよ!と猫たちにいいます。
相手が嫌がることをしてほしくないし、相手が嫌がることを楽しいと思ってほしくないんです。
気に入らない、仲良くできない、そんな相手でも一緒に暮らしているのだから、ここにいることは認めてほしいなぁって思います。
いま世界で起こっている戦争も自分はニュースやネットで知るだけで、知るたびに悲しく切なくなります。
なぜか昔聞いたイエローモンキーのJAMという曲やブルーハーツの青空という曲を最近よく思い出します。
1日でも早く、悲しむ人がいなくなりますように。
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